排ガス規制で1.6リッターDOHCは2リッターSOHCに変更
1973年1月にはマイナーチェンジを実施し、メインのエンジンを2リッターSOHCの4G52型へと置き換え、MRに代わってトップグレードにはオーバーフェンダーも勇ましい「GS-R」が登場。このGS-Rは、「Grand Sports&Rally」の頭文字を採ったもので、こちらもランエボのグレード名としてのちに使用されるものとなっていた(ただしランエボでは「GSR」表記)。
そんなコルトギャランGTOではあるが、強大なライバルであるセリカには販売台数で太刀打ちすることができず、1976年5月に登場した「ギャランΣ」にバトンタッチする形で1977年に生産を終了した。
なお、「コルト」、「ギャラン」、「GTO」とそれぞれ個別の車種の名前がひとつになっている同車だが、ベースとなったコルトギャランは、コルトセダンの後継車種でありながらも新たなコンセプトで生まれたモデルということで、ギャランのサブネームが付けられていた(その後、コルトの名前が消えて単にギャランとなった)。そしてGTOとは、「Grande Tourismo Omologare」というイタリア語が由来となっており、真のGTカーという意味を持つもの。
このGTOも後に単独の車名として使用されているが、のちに登場したGTOはギャランではなく、ディアマンテがベースとなっていたため、ギャランGTOではなく単にGTOになったというワケだ。