傷や劣化でナンバープレートの数字が色褪せた! どこまで使って良い? 自分で「塗る」のはOK? (2/2ページ)

ナンバープレートの加工は避けるべき

 古いクルマ、例えば分類番号が二桁のナンバーのクルマのオーナーは、そのナンバーに愛着や誇りを持っている人もいるだろう。

 でも安心して欲しい。分類番号が二桁あるいは三桁のナンバープレートで、なおかつ数字などが判別できる現在使用中のナンバープレートが残っていれば、まったく同じモノを新調してもらえるので問題ない。

 費用=ナンバープレート代(交付手数料)は、オーソドックスなペイント式のナンバープレートで、1枚1000円弱(千葉県の場合、745円。都道府県によって若干異なる)。

 申請してから作り直すので、1週間ほど待たされるが、それで真新しいナンバーが完成! ちなみに申込時に渡される再交付の引換証は、ナンバー出来上がりから1カ月有効。その期間内に忘れずに受け取りに行くこと。

 受け取りは古いナンバープレートと引き換えになる。またリヤのナンバープレートは封印する必要があるのであるので、対象車を持ち込まなければならない。

 器用な人なら、色褪せてきたナンバープレートを、タッチペンなどを使って自分で補修してみようと考えるかもしれないが、ナンバーに手を加えるのは基本的にルール違反……。

 関東陸運振興センターに確認したところ、文字を改ざんしたり、折り返したりするのは違法だが、補修のための鈑金・塗装は、「自動車登録番号の識別」に支障がなければ、一応合法。とはいえ、原則としてナンバープレートの加工はやめて欲しいとのことだったので、やはり劣化したナンバープレートは新品に交換するのがおすすめ(コスト的にもそれが一番安いはず)。

 なお、きれいなナンバープレートを保とうとして、洗車の際にブラシでゴシゴシ擦ったり、ワックス(コンパウンド入り)をかけるのは逆効果になりかねないので要注意。スポンジで優しく水洗いするぐらいのケアがちょうどいい。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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