この記事をまとめると
■マツダ・ロードスターが一部商品改良を実施した
■新色としてジルコンサンドメタリックのボディカラーを採用
■ブラウンの幌とテラコッタのインテリアを組み合わせた特別仕様車「ブラウントップ」を設定
新色採用で新たなイメージのロードスターが誕生
1989年のデビュー以来、4代にわたって愛されているライトウェイトオープンスポーツカーのマツダ・ロードスター。これまでに販売された台数は110万台以上を記録し、文字通り、世界で一番売れたオープンカーとなっている。
そんなマツダ・ロードスターが一部商品改良を実施した。今回の改良は、4代目ロードスターのコンセプトである「人生を楽しもう(Joy of Moment, Joy of Life)」をさらに深めるために行われたという。
具体的には、ソフトトップモデル、RFモデル(リトラクタブルハードトップモデル)の両車に、新たなボディカラーとしてジルコンサンドメタリックが採用されることになった。
ジルコンサンドメタリックの「ジルコン」とは火成岩などに含まれている鉱物のことで、マツダはこの鉱物をイメージしてビンテージ風の緑がかったベージュ系カラーを調合、ジルコンサンドメタリックと名付けている。
マツダが用意するボディカラーのなかでは力強さを感じさせるカラーであり、これまではCX-5やMX-30などのSUVに設定されることが多かったのだが、今回新たにロードスターに採用されたことで、そのビンテージライクな色彩が、ロードスターのスポーティさをより際立たせる効果を生んでいる。とりわけボディとトップでカラーが切り替わるソフトトップモデルにはよく似合う。
また、今回の改良にあわせて特別仕様車の「ブラウントップ」も設定されることになった。
ブラウントップは、「Sレザーパッケージ」をベースに、品のあるブラウンの幌とテラコッタのレザーシートやインテリアトリムを組み合わせることでリッチな雰囲気を演出。そのほか、電動リモコン式ドアミラーや高輝度塗装の16インチアルミホイールなども標準装備する。
一部改良を実施したマツダロードスターの価格は、ソフトトップモデルが268万9500〜342万2100円、RFモデルが352万7700〜342万2100円となる。
いつ登場するか明確に明らかにはなっていないが、次期モデルでは電動化することが濃厚とアナウンスされているマツダ・ロードスター。純内燃機関のロードスターを新車で買うことができる時間はそれほど残されていないだけに、そろそろ本気でロードスターの購入を検討してもいい時期かもしれない。