この記事をまとめると
■緊急車両に道を譲らない人が増えているとSNSなどで話題に
■道交法で緊急車両に道を譲ることはドライバーの義務だと定められている
■譲らない、また走行を妨げた場合は違反となることも
緊急車両に道を譲るのはドライバーの義務
救急救命士を名乗る人がSNSで「救急車に道を譲らない人が増えている」と投稿し、話題となったことがあるが、救急車両に遭遇したときの正しい対処法をきちんと理解しているだろうか?
道路交通法には、
・緊急自動車の優先
交差点又はその附近において、緊急自動車が接近してきたときは、路面電車は交差点を避けて、車両(緊急自動車を除く。以下この条において同じ。)は交差点を避け、かつ、道路の左側(一方通行となつている道路においてその左側に寄ることが緊急自動車の通行を妨げることとなる場合にあつては、道路の右側。次項において同じ。)に寄つて一時停止しなければならない。
2 前項以外の場所において、緊急自動車が接近してきたときは、車両は、道路の左側に寄つて、これに進路を譲らなければならない。
(第40条)
と記されていて、緊急車両に道を譲るのはドライバーの義務であり、罰則規定も定められている。
上記にあるように、緊急車両が近づいてきた場合は、とりあえず、道路の左側に寄って、緊急自動車に進路を譲る(原則として停車する必要はない)。
高速道路や片側二車線以上の道路なら、追い越し車線を空ける。
交差点付近であれば、交差点を避けて(直前の場合、交差点を通過してから)、道路の左側に寄って緊急車両が通過するまで一時停止する。
※道を譲る際、間違っても急ブレーキをかけないこと
この2つのルールをしっかり頭に入れておこう。