この記事をまとめると ■アウディ とケン・ブロックがラスベガスでPVを撮影
■「Audi S1 e-tron quattro Hoonitron」というワンオフマシンを使用している
■映像内にはさまざまな名車やレジェンドドライバーも登場する
夜のラスベガスを次世代マシンが大激走! 世界の自動車メーカーが電動化に向けて歩んでおり、続々と魅力的なBEVをリリースしているのは皆さんもご存知だろう。日本の自動車メーカーもその類に漏れない。欧州の自動車メーカーでは、アウディが日本市場に比較的早い段階でBEVの「e-tron」シリーズを展開しており、SUVの「e-tron」、セダンタイプの「e-tron GT」の2段構えの展開となっている。
そんなアウディがアメリカにて、日本では考えられなような映像を撮影し、「Electrikhana」という作品名で公開したので、そのニュースをお伝えしよう。
今回の舞台はアメリカのラスベガス。カジノなどが乱立する煌びやかな夜の光景でお馴染みの大都市だ。その大都市を封鎖してド派手なパフォーマンスを行ったのは、ドリフトアーティストであるケン・ブロック選手。エッフェル塔でのドリフト走行や各種PVなどで何度もド派手なパフォーマンスをしているドリフト界のレジェンドだ。
Ken Block 画像はこちら
同氏が操るのは電気自動車「Audi S1 e-tron quattro Hoonitron」。残念ながら市販はされていないが、このモデルは2基の強力なパワーを発揮する電気モーター、4輪駆動、カーボンファイバー製シャシーを備えたワンオフモデルとなっており、、FIA(国際自動車連盟)の安全基準に完全に準拠しているレーシングカー。Audi Sportがケン・ブロック専用のワンオフモデルとして開発したマシンなのだ。
Audi S1 Hoonitron, Audi Sport quattro S1 Pikes Peak 画像はこちら
そのエクステリアは、伝説的なマシン「Audi Sport quattro S1」を想起させるような仕上がりとなっているのも特徴だ。
本来であれば大迫力な排気音が聞こえるであろうPVは、EVならではの強力なモーター音のみが夜のラスベガスの街に響き渡る映像となっており、その構成はまるでSF映画のワンカットの如く近未来そのもの。
ドリフト界のレジェンドであるケンブロックの神業を超えた異次元の走りは、画面越しの映像で見てもその迫力が伝わるはずだ。
Audi S1 e-tron quattro Hoonigan 画像はこちら
10分ほどの映像内には、Audi 90 IMSA GTO(1989年)、Audi 200 Trans Am(1988年)、Audi Sport quattro S1 Pikes Peak(1987年)、Audi quattro Group B A2(1984年)、ル・マンを制したAudi R8 LMPおよびAudi R18 e-tron quattroも登場するほか、ル・マン24時間レース史上最多の9度の総合優勝を果たしたトム・クリステンセン氏も一瞬ゲスト出演するので、迫力満点の走りを見ながら探してみて欲しい。
Tom Kristensen, Audi R18 e-tron quattro 画像はこちら
異次元の走りと、日本ではおそらく実現不可能なダイナミックなスケールで撮影された映像はここ から見ることができるので、是非1度ご覧あれ!