「ゆる〜く熱狂」がカングーオーナーの真骨頂! 3年ぶりにリアル開催されたカングージャンボリーに1783台が集結して新型を愛でた (2/2ページ)

とくに何もしなくてもカングーで集まること自体が楽しい

 2009年からオンラインも含めると14回。リアルでも12回目の開催となるカングー・ジャンボリーには、毎回さまざまなショップも出店される。

PATRICK

 カラフルなスポーツシューズで知られるフランスのスニーカーブランド「PATRICK」(パトリック)は、定番の人気商品「MARATHON」をベースとする、今回のイベントに合わせた〝特別仕様靴〟の受注会を開催。

 当日の会場のブースでしかオーダーできない超お特な限定商品に注目が集まっていた。過去の限定スニーカーをコレクションする人も少なくないという。

代官山青果店

 今年の夏、こだわり野菜で知られる「代官山青果店」のチームが講師となってカングー・オーナー向けに実施された農業体験イベント「カングーファーム収穫祭」。

 良質な野菜をふんだんに使ったカレーがカングーオーナーに話題となったが、今回は製造される過程で廃棄されそうになった革から作られた牛革製品を販売。

 牛の本革製品としてはリーズナブルな価格でさまざまなアイテムが販売された。

カングラス

 ルノー・ジャポンと横浜の眼鏡店「素敵眼鏡MICHIO」とのコラボによって生まれたカングーのサングラス、その名も「カングラス」の受注会も実施された。

 60年代にフランスで人気を博したフレームをベースに、カングーらしい可愛らしさを表現。ゲスト来場した安田大サーカスの安田団長も気に入ってアピールしていた。今後はカングー関連のイベントや「素敵眼鏡MICHIOオフィシャルウェブショップ」で販売されるという。

 そして、「ルノー・カングー・ジャンボリー2022」の大きなサプライズとして、新型カングーの本邦初公開が行われた。

 メインステージでMCを務めた声優の野島裕史さん、竹岡 圭さん、ゲストの安田団長らによって新型カングーがお披露目され、率直な感想を語り合うトークを展開。さらに、今年の夏にルノージャポン社長に就任した小川隼平さんが車両の解説を行った。

 観音開きのリヤドアの採用、洗練されながらも愛嬌を感じさせるフロントマスクのデザインなど、日本仕様のカングーは、これまで以上に日本のカングーファンのための特別な仕様となっている。内外装の細部は日本のカングーファンを重視した専用設計になっていることが紹介された。

 すでに海外サイトで公開された欧州仕様の新型カングーは、ボディ全幅が1919mmと表記され、それを見た国内のファンからは肥大化ぶりを残念とする声が噴出していたが、これは日欧の寸法測定法の違いによるもので、日本仕様の実際の全幅は1860mm。従来型よりもやや大きくなったのは確かながら、ボディの拡幅は最低限に止まったことを知り、安堵の表情を浮かべるファンの様子が印象的だった。

 今回の「ルノー・カングー・ジャンボリー」も、カングーが日本でいかに愛されているかがよく伝わるイベントとして盛り上がった。参加したカングーオーナーたちの様子からも明らかであり、本国メディアやルノー・ジャポンの関係者もそれを強く再認識していたのも印象的だ。日本におけるカングー愛は、今後も日本独自のクルマ文化として受け継がれるのは間違いない。


マリオ高野 MARIO TAKANO

SUBARU BRZ GT300公式応援団長(2013年~)

愛車
初代インプレッサWRX(新車から28年目)/先代インプレッサG4 1.6i 5速MT(新車から8年目)/新型BRZ Rグレード 6速MT
趣味
茶道(裏千家)、熱帯魚飼育(キャリア40年)、筋トレ(デッドリフトMAX200kg)
好きな有名人
長渕 剛 、清原和博

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