この記事をまとめると
■現在新車で販売されているクルマのなかから未来で人気が出そうなモデルを推測
■意欲的なモデルや純内燃機関のモデルは希少になってくると予測できる
■いまの段階で名車扱いされているクルマは今後も価値が上がるだろう
未来で人気が出るであろうクルマを推測!
そう遠くない未来、路上ではEV、あるいは水素をはじめとした代替燃料を用いるクルマしか走らないことになっています。すると、どこかのメディアが「ガソリンエンジン、ここがすごかった!」とか「初期のEV、レストモッドするならコレ!」などと、あたかも現在の旧車ブームかのような特集でも企画するかもしれません。すると、現在この記事をお読みになっている諸兄が「じっちゃん、昔のガソリンエンジンて乗ったことあんべ?」などとワクワク顔した孫に聞かれることになるのでしょう。
そんな場面に備えて、今回は「未来の旧車」と題して、いまなら買える「今後、人気の旧車になりそうなクルマ」をピックアップしてみました。いわゆる先物買いですが、決して後悔はさせません! ガソリン売ってなくたって、プレミア付きになること請け合いです……知らんけど(笑)
ホンダ HONDA e
1997年、東京モーターショーでホンダが初代インサイトを発表したときは、のちに「かなり個性的な旧車」としてこれほど人気が出るとは誰も考えなかったことでしょう。同様に、全電動化が進んだ未来では、Honda eもまた「やっぱ当時モノだよねー」的に人気のモデルになるかもしれません。
なにしろ、ホンダが初めて量産、カタログモデルとしてリリースしたフルEVですから、「すべてはここからはじまった」などともてはやされ、300kmに満たない航続距離にしても「あえて、そこがいい」みたいに曲解、というか好意的に受け止められちゃったりなんかしてね。ともあれ、初代モデルというのは未来のEV社会でも「映える」ポジションとなることは必至。買えるうちにストックしておくのもアリよりのアリかもしれません。
マツダ・ロードスター(ND)
すでに、最後の内燃機関搭載モデルといわれているND型(現行)ロードスターですが、これも来るべきEV社会においては貴重な存在となること、火を見るより明らか。もっとも、ガソリンスタンドが軒並みEV充電スタンドになってしまった社会で乗れるかどうかはわかりません。それでも、前述のHONDA eが「初めて」ならば、「最後の」NDもまた未来の人気旧車になること間違いなし。
未来のメディアがNDで「旧車特集」を組んだりしたら、「あった、あった、ガソリンエンジンで気分よく走ったんだよなー」などと目を細めている自分すら想像がつくというもの。いまのうちに買っておくのはもちろん、じゃぶじゃぶとガソリン使って走りこんでおくのもよろしいかと。