抱き合わせの「パッケージ」は何か得ある? 「メーカー」と「ディーラー」って何が違う? 新車購入時のややこしいオプション選びを解説 (2/2ページ)

単独では選ぶことができない装備もある

ディーラーオプション

 一方のディーラーオプションは、一部メーカーでは「販売店オプション」とも言われるように、ディーラー、つまり販売店で装着を実施するものだ。こちらはメーカーから出荷された車両が届いて初めて作業をするため、感覚的には後付けパーツと同じようなイメージを持ってもらえればいいだろう。

 そのため、クルマが納車されたあとでも「やっぱりあのディーラーオプション付けたいな」と思ったら普通に注文して装着することができるので、メーカーオプションほど吟味しなくても気軽に選んで問題ないものとなる。

 ただし、その車種の販売が終了してしまうと、ディーラーオプションのアイテムは基本的に追加生産はされず、在庫のみの販売となることがほとんどなので、モデル末期のタイミングで購入する場合は注意が必要だ。

パッケージオプション

 こちらは「セットオプション」とも呼ばれ、メーカーオプションの場合は、「A」というオプションを選ぶと「B」というオプションも同時についてくるというもの。

 これは、先進安全装備系などその機能を有するためには他の装備も装着しないと根本的に動作しない、というのもあるが、多くは「サンルーフと本革シートはセットオプション」のように、言い方は悪いが抱き合わせ販売的な組み合わせとなっているものがほとんどだ。

 ただ、ディーラーオプションでのパッケージオプションでは、セットで購入すると若干割引かれる設定になっているものもあり、たとえばエアロパーツをフロント、リヤ、サイドのセットで割引とか、フロアマット、バイザー、ナンバーフレームのセットで割引とか、ユーザー側にメリットのあるセットも存在している。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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