この記事をまとめると
■オプション選びができるのは新車購入時の楽しみのひとつだ
■オプションには大別すると「メーカー」「ディーラー」「パッケージ」の3つがある
■後付け不可のものや他のアイテムとセットになったものなど装着に注意を要するものもある
新車購入時の楽しみのひとつがオプション選び
新車を購入するときは決めなければならないことが盛りだくさんだ。まず、どのメーカーのどんな車種を購入するのかから始まり、ボディカラーやグレードなど数多くの選択肢のなかから自分の希望と予算に合ったものを選んでいくのだが、クルマ好きにとってはこのときが一番テンションの上がる時期とも言えるだろう。
そして車種やグレード、ボディカラーなどが決まったら、最後に選ぶのが「オプション」の装備となる。
このオプションには「メーカーオプション」と「ディーラーオプション」、そして最近では「パッケージオプション」というものも存在しており、何が違うのかよくわからないと感じている人も多いかもしれない。そこで今回は、そんな「オプション」について解説していきたい。
メーカーオプション
メーカーオプションとは、名前のとおり「メーカー」、つまり生産工場で装着するオプションということになる。これらのオプションは、あとから装着するのが不可能、もしくは非常に大がかりな作業が必要となるものが中心となる。そのため、発注段階で決めておかねばならず、注文後にキャンセルや追加は基本的にできない装備となっている。
たとえば、サンルーフ。これは当然ながら完成した車両の屋根を切り取ってサンルーフを装着しているワケではなく、製造段階でサンルーフ用のルーフパネルを組み込んで、開閉などに必要な配線などもそのときに装着している。
他にも最近の車両では先進安全装備類なども、センサーやカメラ、制御系のコンピュータに配線など、部品点数も多岐に渡るため、メーカーオプションとして製造段階で組み込むものがほとんどだ。
それ以外のパターンでは、そのオプションを装着することでもともとついていたものが不要になって扱いに困るというパターンもメーカーオプションとなることがある。こちらはナビやディスプレイオーディオを大画面のものにするものや、アルミホイールなどが挙げられる。
これらはメーカーオプションとすることで、最初からもともと装着されているものと置き換えることができるため、コストや交換工賃などが抑えられるなど、ユーザーにメリットが大きいのも特徴だ。