この記事をまとめると
■国道には高速道路と一般国道があり、一般国道には直轄国道と補助国道がある
■直轄国道は国が管理し、補助国道は都道府県や政令都市が管理をする
■管理はどこであれ、整備や管理をする所管の区別なく使いやすく整備されることが望まれる
国道の60%は国以外が管理する補助国道になる
国道には、高速道路という自動車専用道路と、一般国道がある。また、一般国道にも直轄国道とする指定区間と補助国道とする指定外区間の区別がある。
指定区間は、国が管理する道路なので直轄国道と呼ばれる。基本的には国土交通省の管理下にあるが、沖縄県は内閣府が管理する。補助国道は、国道であることに違いはないが、管理が都府県や政令都市の扱いになる。その管理に対し、国から補助金が出されている。
いきなり管理の話となったが、国道を作るのは国の事業だ。したがって、直轄国道も補助国道も、国が計画して整備する。そのうえで、保守管理などの管轄が、国か、都府県や政令都市かに分かれるのである。また、万一の災害からの復旧も保守管理に属するので、直轄国道と補助国道では管理者が異なることになる。
国道には番号が振られており、1〜2桁の道路は直轄道路であることが多い。一方で例外もあり、2桁であっても補助国道の区間があったり、3桁でも直轄国道であったりする。
国内の道路の総延長は、2020年の段階で128万km以上であり、そのうち一般国道は6万6000kmを超える。そして、直轄国道と補助国道の比率は、約40%対60%である。
以上は、国の政策に関わる道路の話だ。