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話題の新型クラウン! ぶっちゃけ乗ってどうでした? 【ド直球インプレ 青山尚暉編】 (2/2ページ)

話題の新型クラウン! ぶっちゃけ乗ってどうでした? 【ド直球インプレ 青山尚暉編】

この記事をまとめると

■16代目となる新型クラウンが発表された

■4モデルのうち、まず今秋に発売されるのが話題のクロスオーバーモデル

■乗ってみた印象をお届けする

クロスオーバーモデルらしい視界を実現

 16代目となる新型クラウンは、すでに公表されているように、クロスオーバー、スポーツ、セダン、エステートの4モデルが揃う。そしてまず今秋に発売されるのが、話題のクロスオーバーモデルだ。まず、公道で試乗したのが、2.5リッターエンジン+モーターのHV、RS専用の2.4リッターターボエンジン+モーターのデュアルブーストHVの2種類のパワーユニットがある中で、前者のパワーユニットを積むシステム最高出力234馬力のCROSSOVER G Advancedグレードだ(駆動方式はクロスオーバーモデルだけに全車4WD)。

 もっとも、最低地上高は先代比+10〜15mmの145mmだから、悪路走行に適した4WD、クロスオーバーモデルというわけではない。

 グレードは多彩で、G、RS、そしてRS、GにあるAdvanced、Gにあるレザーパッケージを含む全7グレードを用意。そのなかでCROSSOVER G Advancedは19インチタイヤ、上級ファブリック+一部合成皮革を用いる中間的グレードと言っていい。ちなみに新型クラウンのハイライトのひとつとなる、車速に応じて後輪の向きを最大4度切れるDRSは全グレードに標準装備となっている。

 15代目クラウンセダン比較で、全長+20mmの4930mm、全幅+40mmの1840mm、全高+85mm!! の1540mmというサイズを持つエクステリアデザインは素直にカッコいいと思えた。2トーンカラーがあるのも新型クラウンのクロスオーバーモデルならではて、一段とスタイリッシュかつ若々しさを感じさせてくれる。

 運転席に乗り込めば、まずはクロスオーバーモデルでありながら、乗降性に優れていることに気づく。最低地上高145mmに加え、歴代クラウンの中でもサイドシルの段差が約70mmと小さいのが、そう感じさせる要因だ。そして室内は新時代のクラウンの世界そのものだ。12.3インチのTFTカラーメーターと、同12.3インチのセンターディスプレイの横並びの位置関係にもクラウンとしての先進感が見て取れる。が、もっとも新鮮なのは、視界だ。なにしろ前席ヒップポイント地上高は先代比+80mm、後席ヒップポイント地上高も先代比+60mmとなり、クロスオーバーモデルらしい高めの見晴らし視界を実現しているのである。全幅が、クラウンのお約束の1800mmを超えた1840mmになっても、その視界の高さゆえ、運転のしやすさという点では後退していない印象がもてる。

 運転席に座って感動したもうひとつのポイントが、シートのかけ心地の良さ。具体的には、前席はシートバックの肩甲骨の当たり方、座面の安定性、座面とシートバックのつながりにこだわったとのことで、分厚いクッション感とともに、ごく自然に上半身をサポートしてくれるのだから心地よい。

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