N-BOXカスタムの運転・安全性能
走行性能
N-BOXカスタムにはNAとターボ付きエンジンが用意されていますがどちらも安定した走りを備えた重厚感あふれる走行性能が特徴です。背が高いハイトワゴンでありがちな、車線変更時などに発生する車体の揺れもまったく気になりません。
予防安全性能
N-BOXカスタムは全グレードにホンダの先進安全運転支援システム「ホンダ・センシング」が装備されています。
ミリ波レーダーと単眼カメラなどで運転時の危険を検知する「ホンダ・センシング」には、前を走るクルマと適切な車間距離をキープしながら追従してくれる“アダクティブクルーズコントロール(ACC)”、バック時に車両の後方や斜め後ろにある障害物の接近を知らせてくれる“パーキングセンサーシステム”、また走行時の安心を高めてくれる“衝突軽減ブレーキ”など多彩な予防安全性能を備えています。
衝突安全性能
N-BOXカスタムは軽量で高強度の素材を配置し衝突安全性能に対応する衝突安全設計ボディを採用。
事故の際、乗員の被害を軽減するエアバッグは運転席、助手席はもちろん前席用サイドエアバッグシステム、前席&後席サイドカーテンエアバッグを装備しています。
また万一の際、首へのダメージを軽減する頸部衝撃緩和フロントシートを備えるなど衝突安全性能にも力を入れています。
燃費
ガソリン高が続くなか、気になるのがN-BOXカスタムの燃費性能。
先程お伝えしたように、N-BOXカスタムには2タイプのエンジンが用意されておりNAエンジンの燃費性能はFFが21.2km/L、4WDが19.8km/L。
ターボ付きエンジンはFFが20.2km/L、4WDが19.0km/L(いずれもWLTCモード燃費)。
マイルドハイブリッドエンジンを装備するスズキ・スペーシア(22.2km/L・FF)にはおよびませんが、N-BOXカスタムの燃費性能も優れていることがわかります。
事前に注意しておきたいポイント
高めの価格帯
N-BOXカスタムの価格は178万9700円から225万2800円。高価になったといわれる軽自動車の中でも価格帯は高めです。
同じジャンルのスペーシアカスタムは166万3200円から200万6400円、タントカスタムは178万2000円から199万1000円。ライバル車と比較しても高く感じますが、N-BOXカスタムは全グレードに「ホンダ・センシング」が標準装備。両車にはないシーケンシャルウインカーを装着するなど価格に似合う装備を備えていることを忘れてはいけません。
メーター位置
運転席に座ると目に入るのがステアリング上に配されたメーター。
一見、変わった位置に配置されていると違和感をおぼえる方がいるかも知れませんがN-BOXカスタムのメーター位置は走行中の視線位置が少ないメリットを有しています。
メーター下にはリッド付き収納ボックスも備わっており利便性が高いのも特徴です。
よくある質問
似ている車種は?
スーパーハイトワゴンに属するN-BOXカスタムのライバルといえば、スズキ・スペーシアカスタム、そしてダイハツ・タントカスタム。さらに日産・ルークス ハイウェイスターこのあたりがライバルとなります。
いずれも広大な室内空間を有するスーパーハイトワゴンの標準車をベースにエアロパーツやアルミホイールなどで外観をカスタムした上級モデルとなります。
ターボは必要ですか?
N-BOXカスタムのターボエンジンは最高出力64馬力、最大トルク10.6kg-m。
一方、NAエンジンは最高出力58馬力、最大トルク6.6kg-m。
当たり前かもしれませんがターボ付きエンジンのパワーとトルク、とくに大きなトルクはNAエンジンよりゆとりを持ちます。
ターボ付きエンジンの加速や高速走行時のゆとりはさすがですが、正直、NAエンジンでも動力性能に不足をおぼえることはないでしょう。
ただし、フル乗車時や高速道路を使用するロングドライブではターボ付きエンジンのパワーと静粛性は大きなメリットとなります。
N-BOXカスタムのグレードはどうやって選ぶ?
N-BOXカスタムのグレードはベンチシート仕様、スーパースライド仕様、スロープ仕様によりL、EX、Lスロープに分けられ、そこからNA、ターボ付きエンジン、さらに特別仕様車とグレード展開されています。
グレード別の装備については大きな差がないため、エンジンの違い、またスーパースライド機構の有無を考えグレードを選択することになります。
まとめ
軽自動車において大きな人気を得ているN-BOX。なかでも精悍で上質さを身につけたN-BOXカスタムはとくに魅力を感じます。
標準仕様のN-BOXより個性的ですが大人が乗っても違和感がないN-BOXカスタム。詳しく調べることで多くの人が興味を持つクルマではないでしょうか。