この記事をまとめると
■デジタル社会の進化が早いアメリカでは街の駐車場もデジタル化していた
■料金の徴収はスマホによる決済が浸透していて便利だが、その一方で外国人不可などの不便も多い
■駐車場の出口付近に設置される”鉄の爪”などのアナログなシステムも残っている
料金の支払い方法を知らないと対応できないアメリカの駐車場
日本よりはるかに速いペースでデジタル社会が進化しているアメリカ。カーライフでのその象徴的な例が時間貸しなど、いわゆる街の駐車場である。
かつての駐車場には、料金徴収などを管理するひとが必ずいたのだが、最近は無人の駐車場が目立ってきている。細かい部分は異なるものの、駐車場内にあるQRコードを自分のスマホでスキャンし、自分のクルマのライセンスプレートナンバーなどの必要項目を入力。さらにどのくらい駐車したいかなどの利用内容を入力し、決済したいクレジットカードナンバーを入力して決済されれば、停められるというのが一般的。
ただ、外国人に対応していないケースもあり、対象がアメリカもしくはカナダ国民に限定される駐車場もあった(携帯電話番号の入力が対応していないなど)し、現金決済が少なくなったこともあるのか、日本のコインパーキング同様に屋外に精算機を設ける駐車場もあった。
また、無人か有人かという前に、駐車場予約サイトというものが充実しているのである。全米を網羅しており、アカウントを作り、停めたい駐車場のページで必要項目を入力し、カード決済で料金を支払うと駐車券のようなものが発行されるので、それをプリントアウトしてクルマのダッシュボードにおいて停めるか、管理人がいれば手渡すか、スマホで当該画像を見せればOKとなる。