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赤信号無視は「100対ゼロ」! 右直事故は「80対20」! 交通事故の過失割合って何? (2/2ページ)

赤信号無視は「100対ゼロ」! 右直事故は「80対20」! 交通事故の過失割合って何?

この記事をまとめると

■相手が存在する交通事故の場合、過失が双方にどれだけあったかを示すのが過失割合だ

■赤信号を無視した場合、センターラインを超えた場合などの事故は過失割合が100%になる

■その一方で、一時停止のある交差点での事故の場合、優先道路を走行していたクルマにも20%の過失が認められる

交通事故の過失割合は過去の事例を元に決められる

 不幸にして交通事故にあった場合、自分と相手の双方にどれほどの過失があったのかを判定するのが、過失割合だ。何対何というように、比率で表現されることが多い。

 過失割合を決めるのは、原則として当事者同士による。しかし、現実的には、保険会社や弁護人などの代理人が話し合いを進めることが多い。その決め方は、過去の事例を参考にしながら、個別の状況を加味して進められる。

 過失割合の事例として、信号のある交差点で赤信号で進入したクルマとの衝突事故の場合、信号無視したほうに100%の過失が問われる。

 信号のない交差点では、右から交差点内に入ったクルマのほうが60%で、左側から交差点に入ったクルマは40%という比率になる。根拠は、道路交通法の左方車優先の原則による。もちろん、道幅の広い道路が優先されるのが第一だ。しかし、ほぼ同じ道路幅での事故の場合、左方車優先が適用されることになる。

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