この記事をまとめると
■マセラティ・ギブリ、レヴァンテに限定モデル「F トリブート・スペシャル・エディション」が設定された
■F1初の女性レーサーの活躍から着想を得た特別な外装色を設定
■ボディカラーによって内装が異なっており、イメージに合う組み合わせが施される
モータースポーツとマセラティの歴史から生まれた限定モデル
もともとはスポーツモデルを生産するメーカーだったマセラティ。1990年代にフィアットグループの傘下に入って以降は、ブランドの持つスポーツイメージを活かしたセダンやSUVも生産するプレミアムブランドとなっている。現在のマセラティといえば、ミドルサイズセダンのギブリと初のSUVであるレヴァンテが、ブランドを代表するモデルとして有名だ。
そんなマセラティ・ギブリとレヴァンテの限定モデル、「F トリブート・スペシャル・エディション」が発表された。
この「F トリブート・スペシャル・エディション」は、1958年にマセラティのレースカー250Fを操り、女性として初めてF1グランプリに参戦したマリア・テレーザ・デ・フィリッピスの経歴を称えた特別なモデルだ。
外装には、この限定モデルの特別外装色として、アランチョ・デビルというマリア・テレーザのニックネーム「ザ・シー・デビル」を想起させるオレンジと、グリージョ・ラミエーラというサーキット場から着想を得たグレーの2色を設定。
ホイールは、ギブリには21インチのアンテオホイール、レヴァンテには21インチのティターノホイールを採用。ホイールカラーはボディカラーで異なり、アランチョ・デビルでは新色のグリージョ・オパコで塗装される。そのほか、ホイールリムやフェンダーのバッジ、後部のピラーに装着されたトライデントマークはコバルトブルーでペイントされる。
一方のグリージョ・ラミエーラでは、ホイールがグロスブラックで塗装され、ホイールリムやフェンダーのバッジ、後部のピラーのブランドロゴをオレンジにペイントするなど、ディテールに違いがある。