好きな曲が流れてくる嬉しさはラジオ特有の楽しみ
砂漠ではスマホにダウンロードした音楽がおもにドライブの友だが、ロサンゼルス市とその周辺ではもっぱらラジオを聞くようにしている。筆者がロサンゼルスとその周辺でレンタカーを借りた時にプリセットするのは、101.1MHzの“K-EARTH”、102.7MHzの“KIIS FM”、そして103.5MHzの“KOST FM”の3局。K-EARTHは80年代を中心に90年代、70年代の曲を専門にかけるラジオ局。筆者が青春時代に聞きまくった曲がロサンゼルスをドライブしながら聞けるのは最高なのでメインで聞いている。KIIS-FMは最新ヒット曲を中心に幅広い年代の曲をかける局、そしてKOAST FMはソフトロックを中心に、やや懐かしい曲を多くかける、大人向けの南カリフォルニアらしい局となっている。
別にスマホにダウンロードした曲を聞いてもいいのだが、地元のラジオコマーシャルもBGMのひとつと考えているし、新車ディーラーのセールの案内などは貴重な情報源になるからだ。
好みもあるだろうが、筆者はFMラジオを聞きながらクルマを運転したのは、学生旅行で訪れたロサンゼルス地域が最初なので、日本のFMのようにAMのようなトークの多い番組構成はどうも苦手。とにかく音楽をかけ続けてくれるほうが個人的には好きである。だったら、やっぱりスマホの曲聞けばいいじゃんとなるが、ラジオから大好きな曲がかかった時のうれしさというのも、オジサン世代の筆者の思い出のひとつなのである。