この記事をまとめると
■クラウンの4モデルのうち「クラウンスポーツ」と「クラウンエステート」について解説
■どちらもSUVであるが、乗車定員の違いなどで差別化する可能性が予想される
■個性を持たせるという意味でPHEVやBEVモデルとして設定される可能性もある
キャラが被っているように見える2台のクラウンの存在意義とは
16代目にして完全に生まれ変わったトヨタ・クラウンの発売がはじまった。事前にアナウンスがあったように、まずは新カテゴリーの「クロスオーバー」からローンチをスタート、ここから1年半をかけて、セダン、スポーツ、エステートという3つのバリエーションを展開していく予定になっている。
4ドアクーペをリフトアップした新しいスタイルのクロスオーバー、FRプラットフォームを思わせるシルエットのセダンというふたつのバリエーションについては、明確な違いを感じるところだが、スポーツとエステートはいずれも5ドアハッチバックSUVに分類されるスタイル。たしかにスポーツはショートホイールベース、エステートはロングホイールベースといった違いはあるのかもしれないが、キャラクターが被っているようにも思える。
現時点では、クロスオーバー以外の詳細情報は発表されていない新型クラウンだが、はたしてスポーツとエステートは、どのような差別化をしていると考えられるのだろうか。
一般論としてボディサイズの違いから予想できるのは、スポーツは2列シートのSUV、エステートは3列シートのSUVという風に区別しているという可能性だ。
実際、トヨタでいっても北米ではRAV4とハイランダーといったように、同じアーキテクチャーを使った兄弟車として2列シート車と3列シート車をラインアップするといった商品企画を進めている。クラウンという新ファミリーにおいて同様のバリエーション展開をするというのは自然な話だ。