この記事をまとめると
■クルマのメンテナンスフリー化が進んでいる
■しかし今でもメンテナンスが必要な箇所は存在
■7つの例を挙げて解説する
今でもメンテナンスが必要なモノはある!
自動車の進化のひとつにメンテナンスフリー化というのがある。部品の精度や素材がよくなったり、組付け精度の向上、設計時の改善などによって、要はメンテナンスをしなくても壊れなくなっているということになる。その昔であれば、定期点検だけでなく、季節毎の設定変更や日々の点検などけっこう手間がかかったが、現在ではなにも手をかけずに走ることができるのはやはり進化だ。
しかし、そんな状況でも未だにメンテナンスが必要な部分というのはある。メンテナンスフリー化をしたくてもできない部分とも言え、忘れずにメンテを行ってやりたい。今回は今でも残る“メンテナンスフリーじゃないポイント”を紹介しよう。
エンジンオイル
ミッションオイルやATF、CVTFなども交換は必要だが、それ以前にエンジンオイル交換は重要だ。クルマに関心がある人なら当たり前と思うが、最近はイージードライブ化が進んだこともあって、メンテしなくても普通に走れると思いがちだからか、オイル交換をしない人が増えている。また、ガソリンと勘違いしているからか、継ぎ足しで対応する人もいて、いずれにしても最悪、エンジンはオシャカになってしまう。
タイヤ
素材高騰もあって、タイヤを4本交換するのは財布への負担がけっこう大きい。それは事実なので仕方がないとしても、やはり安全に関わるだけに、ツルツルのまま乗り続けるのは危険。メンテナンス意識をしっかりともって、空気圧の点検補充、片減りのチェック、ローテーションなどを行えば、タイヤの性能を最後までしっかりと使い切ることができるだけに、結果として節約になる。セルフスタンドが増えたことで空気圧の点検がおろそかになっているので、とくに空気圧チェックは月に1度は行うようにしたい。