安く済ませる裏ワザも!
次に、ちょっとコンビニに寄りたいとか、サクッとごはんを食べたい、といった短時間の駐車時には、比較的広い道路に設定されている、時間制限駐車区間(パーキング・メーター)、いわゆる路上駐車枠を活用するのもひとつの手。道路に青くて丸い標識に「P60分」と書かれたところに、白い枠が設定されており、標識に書かれた時間帯(例えば9-20など)で利用可能。
一部、20分300円といった特別料金のところもありますが、一般的には1時間300円で停められ、枠の横に設置されたパーキング・メーターに直接お金を入れれば、その瞬間から60分のカウントがスタートする仕組みです。一部の地域では、パーキング・チケット発給機が設置されていて、発給したチケットをフロントガラスに貼り付けるところもあります。どちらも、60分を超えても駐車を続けていると、駐車違反の取り締まりの対象となりますので注意が必要です。
続いて、雨の日などに屋根がある駐車場に停めたいという時には、料金が比較的リーズナブルで、駐車台数が多いのであまり並ぶことなくすんなり停められる、東京都が運営している駐車場や公共の駐車場がおすすめ。東京駅にも近い「八重洲駐車場」や、銀座に行くのに便利な東銀座駐車場、新京橋駐車場などが東京都駐車場として営業しており、麻布十番公共駐車場、品川駅港南口公共駐車場などの公共駐車場もたくさんあります。料金は場所によって多少変わりますが、おおむね30分200円台と良心的。最大料金が設定してあるところもあります。
さて、こうした駐車場は便利ですが、「やっぱり目的地と同じ建物に停めたい」というのであれば、結果的にお得になる小ワザもあります。事前に準備できるならおすすめなのが、駐車場の料金無料特典がついているクレジットカードに入会すること。三井ショッピングパークのゴールドカードなど、年会費無料で駐車料金優待がついているカードもあります。お目当ての施設にそうしたカードがあれば、事前に申し込んでおくといいですね。
また、デパートやショッピングモールなら、お買い物をすると駐車場料金が割引になるところも多いですよね。欲しいものがあって購入できればいいですが、割引となる設定金額に届かなかったり、欲しいものが買えなかったりした時には、払った金額と実質同じ価値がある商品券やギフトカードを購入するのはどうでしょう。ただし、一部のデパートなどでは商品券の購入は駐車場割引の対象外となることもあるので、事前に確認が必要です。
ほかにも、賞味期限の長いお茶やコーヒー豆、化粧品や洗剤など、「今すぐは使わないけど、どうせそのうち使うもの」を買いだめして、駐車券の割引サービスをゲットするというのも賢い方法だと思います。
ということで、知らないと損する・困る、東京の駐車場事情をご紹介しました。東京へクルマで遊びに行くなら、事前に駐車場対策もしっかりしておくといいですね。