日本のカングーファンの熱意が日本仕様のカングーを変えた
さらに、カングーといえば観音開きのリヤゲートも特徴のひとつであったが、新型では一般的な跳ね上げ式のリヤゲートが採用されると思われていたのだが、ここでもルノージャポンが奔走。センターピラーが存在する乗用車バージョンには設定されていないはずの観音開きのリヤゲートを、日本仕様に持ってきた。やはりフランスのフルゴネットには観音開きのリヤゲートが似合う。
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そのほか、かつてはいかにも商用車というシンプルデザインで安っぽい質感だったインテリアも、まるで乗用車のような”普通”のものとなった。
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フロントシート頭上には、小物入れとなるお馴染みのオーバヘッドコンソールも用意されている。
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エンジンは1.4リッター直4SOHCターボディーゼルが公開されたが、ディーゼル以外にもガソリンモデルも導入されるようだ。
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ルノー・ジャポンの小川社長によると、ここまで日本のカングーが本国と異なった仕様になったのは、日本からの要望を本国が聞き入れてくれたからこそ実現したものだという。それだけ日本のカングー熱が本国にも伝わっているということだ。
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通常はベースモデル、いわゆる安いグレードに採用される黒樹脂バンパーのカングーが喜ばれる国なんて世界中に日本しかないだろう。そしてそれは、歴代カングーがいかに愛されているかの証でもある。やっぱカングーはかわいくなくちゃね!