この記事をまとめると
■ペットの毛や臭いが下取り査定時にはどう評価されるかを査定士に確認した
■毛や臭いが目立つクルマはそれだけで減点対象となる
■車内の臭いが気になるときは芳香剤などの匂いでごまかすのではなくこまめな清掃が有効
臭いに敏感な人が増えており査定も厳しめ
家族の一員であるペットを愛車に乗せてお出かけする人も多いはず。そこで気になるのがペットの毛や臭いが売却時の査定で減点となるか否かという点。中古車を買うときに毛や臭いが気になる人も多いので、査定に大きく関わってきそうなポイントと言える。今回は中古車の車内の状態がどのように査定に影響してくるかを紹介。
中古車は業者のオークション会場で11段階の評価が与えられ、この評価を基に各業者が入札価格を決め落札されていく。そのため、この評価点が中古車の価格を大きく左右するのだ。評価点は事故歴の有無や内外装の評価によって決められるが、内装、外装ともに評価はA~Eの5段階で評価される。
内装の状態は傷みや汚れがないほど高評価で、使用感や複数の傷みが出てくると評価が下がってきてしまう。気になるのがこの使用感というポイント。何となくイメージはできるが、具体的に説明となると難しい。そして今回のメインテーマであるペット関係の内装ダメージは使用感に含まれるのであろうか。
単刀直入に言ってしまうとペットによる車内の使用感は査定ではマイナスとなる。内装はA~Eの5段階で評価されると述べたが、毛が目立つとそれだけでC評価、臭いが目立つとD評価となる。
近年は臭いを気にするユーザーが増えているそうなので、各中古車業者も内装の毛や臭いには敏感になっているとのこと。ここ10年くらいでペットの毛や臭いに関しては減点になる傾向が強くなってきている。