夏はクルマを確実に「ヤレ」させる! 秋にやるべき「ダメージ回復メンテ」6選

この記事をまとめると

■夏が終わったあとにやっておきたいクルマのメンテナンスを紹介

■エアコンやボディなど熱に関係する箇所はダメージを受けやすい

■タイヤなどの消耗品もこのタイミングでチェックしておこう

過酷な夏を駆け抜けたクルマを労わろう

 いまや毎年のことだが、2022年もまた猛暑で人にもクルマにもかなり過酷だった。猛暑でもクルマがダメになってしまうことはないが、メンテ不足などではバッテリーなどに不具合が出ることもある。今回は夏の終わりのメンテナンス。つまり、疲れ取り的なメンテを紹介しよう。

オイル交換

 交換したばかりならあえてすることはないが、交換時期がそこそこ迫っているなら早めに交換してやるのも立派ないたわりとなる。交換時期を迎えていないければ変えなくてもあまり問題ないとはいえ、内部が高温になるのはオイルにも辛い状況なのに変わりはない。新油へと入れ替えてやるのはリフレッシュになる。

エアコン

 エアコンは夏場だと酷使されやすい装備が故に全体をチェックする。メンテというより、クリーニングと言ったほうが正しいが、吹き出し口まわりをタオルや綿棒を使って拭いてやると、かなり汚れていることが多い。また、エアコンフィルターの点検・交換も行ってやろう。

ボディ

 強烈な太陽光を一手に引き受けるのがボディだ。塗装というのは簡単に言ってしまえば樹脂なので、どうしても紫外線の影響を受けやすい。なので、洗車で汚れを除去しつつ、ワックスやコーティングで保護してやろう。

内装

 ボディと同時にケアしておきたいのが内装。とくにインパネの上はガラス越しに太陽光が降り注ぎ、しかも密閉されているのでまさに温室状態。昔のクルマはよくここが割れたのも納得な過酷な場所だったりする。ホコリや汚れを取り除きつつ、樹脂用の保護ツヤ出し剤を塗ってやると長持ちする。

樹脂部分

 塗装同様に紫外線の影響を受けやすいのが樹脂で、最近のクルマからは減ったとはいえ、SUVなどにはまだ未塗装の黒い樹脂パーツが使用されている。ご存じのように黒い部分は紫外線を受け続けると白っぽくなってしまって、悪化するととてもみっともない。事前に保護ツヤ出し剤を塗りつつ、夏のあとにもいま一度施工してやろう。

 また、ボディ同様に樹脂用のガラスコーティングというのもあるので、ガッチリかつ長期間保持という点ではそういったアイテムもオススメだ。

タイヤ

 黒いこともあり、太陽光が当たって劣化が進みやすいのがタイヤだ。とはいえ、最近は長期間性能が持続するように作られているのですぐにヒビが出るということはもちろんない。ただ、ドライブに出かけることが多かったユーザーは、夏のあとの点検ということで、溝の残量や空気圧を見ておくといいだろう。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

-

愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

新着情報