この記事をまとめると
■アメリカのロサンゼルスの路線バスに乗った
■G(オレンジ)ラインという路線が完全電化されていた
■路線バスの外観や乗ってみて感じたことを記述する
完全電化された路線を発見!
関東地区に住んでいるとまずBEV(バッテリー電気自動車)路線バスに乗る機会もないので、ここ数年は出張などで海外を訪れた時は積極的にBEV路線バスの有無を調べて、存在すれば乗車するようにしている。
デトロイトはショー取材などでバタバタしていてBEV路線バスの有無を調べる余裕はなかった。ただ、BEVかどうかは別として、ここ数年でデトロイト市及び近郊の路線バス車両は、きれいな新車への入れ換えが急ピッチで進んだ。以前は降雪地域なので冬季に道路の凍結を防ぐために塩(かつて経験した限りでは、フリーウェイで急にダンプの荷台があがり、荷台から大きな塊の岩塩が落ちてきた。乗っていたタクシー運転手は「Oops!(ウープス)」と叫びながら必死の形相で岩塩をよけていた)をまくので、長く使用しているとみられる古いバス車両は下まわりが錆付き、ドアがガタガタしている状態で走っていたが、いまはCNG(圧縮天然ガス)を燃料とするバスとなるが、ピカピカのバスばかりが走っている。
※写真はイメージ
デトロイトのあと休暇もかねてロサンゼルスを訪れたので、さっそくBEV路線バスを調べることにした。カリフォルニア州は2035年にゼロエミッション車以外の販売を禁止するとしているぐらいゼロエミッション車の導入に積極的なので、BEV路線バスを探すのに苦労しないと思っていたのだが、筆者が調べた範囲ではノースハリウッドとチャッツワースというところを結ぶ“G(オレンジ)ライン”という路線が完全電化されているということだった。