タフトVSハスラー! ノア&ヴォクシーVSステップワゴン! いま注目ガチライバル車の勝者はどっち? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■いま注目度の高いライバル車を比較

■一組目はダイハツ・タフトVSスズキ・ハスラー

■二組目はトヨタ・ノア&ヴォクシーVSホンダ・ステップワゴンだ

ダイハツ・タフトVSスズキ・ハスラー

 タフトの1カ月平均届け出台数は約4800台、ハスラーは約5600台だ。ハスラーは現行型が2代目で、SUV感覚と車内の広さを両立させた軽自動車として知名度を高めた。先代型からの乗り替え需要も豊富だから、ハスラーはタフトを上まわる好調な売れ行きとなった。

 ただし商品の特徴はかなり異なる。ハスラーの場合、車内の広さやシートアレンジは、同じスズキのワゴンRにかなり近い。そのために後席を後方までスライドさせると、足もと空間が大幅に広がる。後席の背もたれを前側に倒すと、座面も連動して下がり、床の低い平らな荷室に変更できる。

 これらのシートアレンジはすべて左右独立式で、スーパーハイトワゴンのスペーシアとほぼ同じだ。従ってハスラーのシートアレンジは、全高が1700mm以下の軽自動車では、ワゴンRと並んでもっとも充実している。

 一方のタフトは、シートアレンジはシンプルに抑えて装備を充実させた。価格が135万3000円のXにも、ガラスルーフのスカイフィールトップ、フルLEDヘッドライト、電動パーキングブレーキを標準装着した。この3つの装備は、価格が138万7100円のハスラーハイブリッドGには、すべて装着されていない。

 そのために、両車では推奨されるユーザーも異なる。後席に乗員が座ったりシートアレンジを重視するならハスラー、豊富な装備が欲しいならタフトという選び方だ。


渡辺陽一郎 WATANABE YOICHIRO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ(2010年式)
趣味
13歳まで住んでいた関内駅近くの4階建てアパートでロケが行われた映画を集めること(夜霧よ今夜も有難う、霧笛が俺を呼んでいるなど)
好きな有名人
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