日産の2台のスポーツカーは日本の誇り
そして外すことのできないのが、日産のフェアレディZとGT-Rだ。最新のZとGT-Rは公道で運転していないが、Zはテストコースで試乗することができた。1969年に初代が誕生して以来、アフォーダブル(身近に手に入れられる)スポーツカーの価値を守り続けたZは、新型で7代目となるが、スポーツカーらしい高性能さと手の届く値段との両立で、やはり完成の域に達した一台といえるのではないか。
あいにく雨模様のテストコースであったが、安全に高速運転を楽しめた。53年に及ぶ歴史が、この完成度をもたらしたのだろう。
GT-Rは、最新の2022年仕様を運転したことはない。だが、2007年に日産GT-Rとして誕生して以来、日本の超高性能GTとしての圧倒的な走りは、その真価に変わりはないはずだ。そして、年を重ねるごとに洗練さを増してきた。
いまでは1000万円を超えるが、機会があれば、初代が開発目標とした「時速300キロで普通に会話のできる」性能が、どれほど異次元であるかを体感する価値はあるだろう。
米国で絶大な支持を得るZと同じように、世界に比肩するGT(グランド・ツーリング)として、日本の誇りとなる超高性能車だ。