この記事をまとめると
■世界耐久選手権に参戦するアルピーヌがメディア向けのピットツアーを実施した
■ピットの裏やマシンに使用されるパーツを間近で見学
■なかでも圧巻だったのがエンジニアが集うスペース
世界を舞台に戦うチームのピットの内部はどうなっている?
世界耐久選手権(WEC)に参戦するアルピーヌが、先日行われた富士6時間耐久レースで、メディア向けにピットツアーを実施。普段は見ることができないピットの裏や、マシンに使用されるパーツを間近で見学させてもらった。
まず初めに、研究所と呼ばれるエリアでは、ギヤボックスやブレーキ、パワートレインといったハイスペックなパーツを一括管理。カーボン製のブレーキディスクの重さはわずか2kgだ。
世界各国を転戦するWECだが、アルピーヌでは2台分修理できるスペアパーツを持参。ちなみにフロント部分だけで、軽く1000万円以上するのだとか……。
どんな角度でもシフトチェンジを効率よく行うために、パドルシフトは上下に装着。ステアリングでは、エンジンマッピング調整やドリンク補給など、さまざまなことができる。ちなみにドリンクは水しか設定できない。
タイヤはオーブンと呼ばれるテントのなかで管理。路面状況にわせて温度調整が行われているのだが、基本は26°〜38°の間で調整されている。