アルファベットで道路の特性を表現
1つめのルールが、並行している1桁・2桁国道と同じ番号をつけるというもので、国道1号線に並行する東名・名神高速に「E1」という番号がつけられているのが代表例だ。
2つめは、1桁国道とグループ(ファミリー)化するというもので、新東名・新名神・伊勢湾岸道に「E1A」とつけられているのが代表例。そのほか山陽自動車道が「E2」で、中国自動車道が「E2A」となっているのもグループ化というルールによるものだ。
3つめは、環状道路には「C」というアルファベットではじめるというルール。東京外観自動車道が「C3」となっているのが代表例だ。なお、環状道路については、それぞれ単独で存在するという考え方から、名古屋圏にある東海環状自動車道にも「C3」というナンバリングがついている。また、環状といえば首都高や阪神高速を思い浮かべるが、それらは昔から独自のナンバーがついているため、あえて新しくナンバリングしなおすということはしていない。
4つめは、1桁・2桁国道に並行する路線の対象を拡大する、というもの。ちょっと分かりづらい表現になるが、同一地域でおおむね方向が一致している路線については、国道と同じ番号を高速道路にも与えるというものだ。たとえば、東海北陸自動車道が「E41」となっていたり、京葉道路などに「E14」とついていたりするのが、このケースといえる。
最後は、並行している国道が見当たらないケースで、この場合は2桁国道に使われていない59以降の数字を使ってナンバリングしている。
まとめると、ナンバリングの数字は、基本的に並行している国道に合わせて選んでいると理解しておけばいいだろう。
アルファベットについては、最初に高速道路(Expressway)を意味する「E」を付与するのが基本で、グループ(ファミリー)化する路線は最後に「A」を付ける。そして、東京圏、名古屋圏の環状道路については、路線番号の頭にCircleに由来する「C」を与えるといったものになっている。