この記事をまとめると
■ライター陣が愛車をインプレッションする連載
■今回は西川昇吾さんのマツダ・ロードスター(NB型)
■20歳の時に購入し、今では「ロド沼」にハマっているという
20歳の時にNBロードスターを30万円購入
筆者は2001年式のNBロードスターを20歳の時から所有している。今年で所有年数は丸4年が経過した。ロードスター歴としてはまだまだ浅いほうだが、すっかり気に入ってしまい、俗に言う「ロド沼」にハマってしまった気がする。今回はそんなロド沼にハマった経緯やきっかけ、そしてマイカーのお気に入りポイントなどオーナー視点で振り返ってみよう。
安く遊べるFRが欲しかった
現在では歴代ロードスターどの車種も人気が高く、ロードスターという車種に一種のステイタスや憧れの視線を感じるようになった。しかし、筆者としては当初「ロードスター」が欲しかった訳ではなく、単純に「遊べるFR」が欲しかったのが本音であった。当時20歳の学生で裕福ではなかった筆者にとってクルマ選びで重要となってくるのはあらゆる面での安さであった。この条件をもっとも満たしていたのがNBロードスターだったのだ。
タイヤは15インチと小さく安く済むし、中古パーツも豊富に出回っていて何かあってもお財布へのダメージが少ない。そして若年層のユーザーにとって泣き所となる自動車保険に関しても利率クラスが低く、ほかのスポーツカーに比べて安く済む。ありとあらゆるランニングコストが低いのが筆者にとってのロードスターの魅力だったのだ。
また、購入費用も安かった。現在では多くの国産スポーツカーが高騰しているが、4年前は現在ほどではなかった。とは言え、学生の筆者にとってはほかの車種も比較的高価だったし、初代NAロードスターも高騰し始めていて状態が酷く、価格と見合っていないものが増えてきていた状況であった。それに比べ、NBロードスターは50万円もあれば狙える中古車相場となっていて、さまざまな条件から最適解として導き出したのがNBロードスターであった。
個人売買仲介サイトで30万円で購入
NBロードスターを狙うと決まればさまざまな方法で中古車を検索した。NBロードスターならば何でもいいという訳ではなく、ゆくゆくはジムカーナやサーキットなどでスポーツ走行を楽しむことを視野に入れていたので、走りに振った条件で探していた。条件としては1.8リッターのマニュアル車で、パワーが上がった後期型(2000年以降)で探していた。ネット検索はもちろんインターネットオークションやSNSでの個人売買買い手募集投稿まで、当時ネット上で調べることができるすべてのNBロードスターの売り出し物件を見ていたと思う。
そんななか、個人売買の仲介サイトで発見したのが現在の愛車。2001年式、グレードはRS、修復歴はなし。14万キロと過走行気味ではあったものの、点検記録簿が付いていた。自身としては走行距離よりも修復歴の有無(箱がしっかりしているか否か)と整備状態が出来るだけわかるほうを重視していたので、過走行でも気にしなかった。探していた条件を満たしていたしカラーも好きなブルー系だったので、「コレだ!」と思って決めた。当時30万円で購入した。