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走行37万キロ! ジェミニ イルムシャー以上に欲しいクルマが出てこない! モータージャーナリストの愛車インプレ【すぎもと たかよし編】 (2/2ページ)

走行37万キロ! ジェミニ イルムシャー以上に欲しいクルマが出てこない! モータージャーナリストの愛車インプレ【すぎもと たかよし編】

この記事をまとめると

■ライター陣が愛車をインプレッションする連載

■今回はすぎもと たかよしさんのいすゞFFジェミニ4ドア・イルムシャー

■2年かけて赤いボディの車両を手に入れた

同モデルのディーゼルからガソリンに乗り換え

 愛車は1986年式「いすゞFFジェミニ4ドア・イルムシャー」(5速MT)です。

 じつはその前も、中古で買った同年式のターボ・ディーゼルに乗っていました。当時「ディーゼルならいすゞ」と言われていたとおり、燃費の良さと高トルクによる運転のしやすさは抜群だったものの、とにかく高速走行がうるさく、じゃあガソリンにしようかと。そこでターボモデルのイルムシャーに決めました。

 ただ、僕が欲しかった赤のボディは新車当時に超不人気だったらしく(人気は白と紺色だった)、何と中古を探し当てるのに2年もかかりました。その時点で発売から10年を経過しており、あまりいい状態とは言えなかったのですが「これを逃すと二度と見つからないかも?」ということで購入。まあ、しっかり整備すれば大丈夫だろうと考えました。

 さて、愛車自慢はまず美しいスタイルです。G・ジウジアーロの原案によるボディは全身張りのある質感の高い面と、ハイデッキのパーフェクトなプロポーションで、発売された大学生当時、ほとんど一目惚れでした。とりわけ初期型のシンプルなまとまり感は完璧です。 じつは、クルマの性格としては後期型の「ハンドリング・バイ・ロータス」の大人っぽさに惹かれたのですが、やはりデザイン重視で初期型イルムシャーに決めました。

 ふたつ目の自慢は、わずか全長4メートルの実用セダンという存在です。コンパクトながら効率のいいパッケージングで大人4名がラクに座れ、トランクも広い。大きなガラスエリアによる視界のよさはこの当時のクルマの美点でもあります。

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