「横Gが凄くてさ」「Rがキツくて」! クルママニア御用達の「13のアルファベット」の意味とは (2/2ページ)

Xは数学用語で「未知数」

「M」

 小文字のmで、質量(mass)のこと。

「N」

 ニュートラルのこと。あるいはノイズのこと。

「R」

 もしかしたら、クルマ好きが一番好きな記号のひとつかもしれない。

 基本的には「レーシング」の略。

 コーナーの半径を示す記号=radiusでもある(例:鈴鹿サーキットの「130R」)。

 余談だが、「RS」はレーシングスポーツ、あるいはレンシュポルト(ドイツ語でレーシングスポーツ)の略が大半だが、トヨタだと「ランナバウト・スポーツ」(キビキビと自由に駆け回る)、ホンダだとRoad Sailing(ロード・セーリング)という意味で使っている。

「V」

 電圧を示すボルトのこと。または速度velocityの意味。運動エネルギーは速度の二乗に比例する=1/2mv2。

 勝利数=Victoryや、エンジンの形式=V型エンジンの「V」もある。

「W」

 仕事率や電力を表すワット。最近のクルマはエンジン出力をkwで表記。1馬力(1PS)=0.7355kW(1馬力は約735.5w)。

「X」

 Xは数学用語で「未知数」のこと。未知の可能性を秘めたクルマとして、車名に使われることが多い。

「Z」

 アルファベット最後の数字。これより先はないことから、究極、最高、最後のといった思いが込められていることが多い。ちなみに日産のフェアレディZの「Z」は、「未知への可能性と夢」の意味。BMWのZシリーズの「Z」は、ドイツ語の未来=Zukunft(ツクンフト)の頭文字だ。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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