この記事をまとめると
■首都高速道路の路線には番号が振ってある
■8号線には標識や看板などが見当たらない
■この記事では8号線の場所について解説する
首都高8号線はたった100mほど!
首都圏の方は身近だろうし、地方の方でもクルマで東京にやってきたときに走ったことがあるかもしれない、首都高速道路、通称首都高。それぞれの路線には番号が振ってあって、環状線はC1とC2で、基本そこから伸びている路線は1号線から11号線まである。そのほか、八重洲線などについては数字が付かない。
1号線から順にどこを通っているのか言える人はかなりの通だが、難解なのは8号線で、標識や看板などで目にしたことはないはずだ。その理由としては約100mしかないことで、混乱を招くことから実質の欠番となっている。
ではどこが8号線なのかというと、たしかにわかりにくく、高速都心環状線の京橋JCTから分かれている部分。その先は首都高トリビアとして紹介されることが多い、KK線や会社線と呼ばれる線へとつながっている。KK線は東京高速道路と呼ばれる一般道扱いの高速道路で、道路の下にあるテナントからの賃料で維持されているので、通行は無料となっている。
つまり首都高速と東京高速道路を結ぶ連絡道が8号線というわけで、約100mと短いのもそのためだ。この首都高速8号線とKK線については、まもなくすると消える運命にある。現在の八重洲線を延長して、都心環状線の迂回路を作ることが決定していて、ルートが被るKK線が廃止になるからで、当然連絡道である8号線も合わせて廃止となる。
2022年2月に計画は決定していて、2035年を目処に新ルートを開通させるとしているので、ビルの間を縫うという独特な景色のなかを走ってみるなら今のうち。廃止されたあとのKK線は歩行者のための整備として、空中回廊にするとされている。