ドライブ好きなら1度はマイカーで訪れたい!
3カ所めは、絶叫マシン好きの人にぜひ行ってみてほしい、北海道は富良野国道(国道237号線)にある、「西11線農免農道」。絶叫マシン好きの人におすすめと言っても、制限速度が高くてスピードが出せるというわけではありません。ここは通称「ジェットコースターの路」と呼ばれていて、まるで最頂点を目指すジェットコースターのように最初はグッと高くのぼり、少し下ってまた2回ほどのぼって下ってを繰り返し、最後にはドカーンとジェットコースターの頂上を彷彿とさせる眺めが迎えてくれます。
その頂上付近からは、「かみふらの八景」としても有名な十勝岳連峰が望めるとあって、絶景好きな人からも人気があるようです。じつは、アメリカの「ルート66」にも同じようにジェットコースターのような直線があるのですが、そこに負けないくらい壮大な道。雪が降る前にぜひ走ってみてほしいと思います。
4カ所めは、空高く跳ね上がっている見事な橋が見られる、高知県の通称「跳ね上げ橋」こと、手結港可動橋(ていこうかどうきょう)。土佐藩家老の野中兼山によって作られた手結港の入り口に架けられており、港に船が出入りするためにほとんどの時間は片側に跳ね上がっている、全国でも珍しい橋です。
長さ約32mの橋は、約6分かけてゆっくりと開閉し、橋を渡ることができるのは1日にたったの7時間ほど。跳ね上がった橋の下からの眺めも圧巻なので、渡れない時間帯を狙っていくのもいいですね。
5カ所めは、天城越えで有名な国道414号線が通る、ループ橋。険しい山あいに突如として現れる二重のループは、ちょっと異質な光景です。長さ80mほどで高低差は45mと、かなりの急カーブをぐるぐると走るのはなかなかできない体験かもしれないですね。
このループ橋ができる前は、山の中をクネクネとした国道が通っていたのですが、1978年の伊豆大島近海地震によって崖崩れが起こり、耐震性の高い構造を備えたループ橋が建設されたそうです。やっぱりここを走る時は、「天城〜ご〜え〜♪」と歌っちゃう人も多そうですね。
ということで、思わずクルマを降りて全景を眺めてみたくなってしまう、見た目がユニークな道をご紹介しました。スピード控えめで、のんびりと景色を味わうようなドライブを楽しんでくださいね。