この記事をまとめると
■日本中に点在するユニークするぎる道路をピックアップ
■観光地のような人気スポットもあり、ドライブの目的地になっている場所もある
■1日7時間ほどしか利用できない激レアな道も
日本にはアトラクションのような道がたくさんあった
秋風が心地よく、ドライブに最高の季節の到来です。まだまだ「人混みは避けたいな」と思う人も多いかもしれませんが、そんな時は「道路」そのものを目的地として走ってみるのはいかがでしょうか。全国には、びっくりするようなユニークな道路がたくさんあり、「そこを走ってみたい」という理由だけで訪れる人もいるのです。今回はそんな、あっと驚く見た目の道路たちをご紹介します。
まず1カ所めは、ダイハツのテレビCMで見たことがある人も多い、島根県にある江島大橋。ターボの力強さをアピールすべく、タントカスタムがグイグイと登っていくのは、まるで空に向かっているのではないかと思えるくらいの急勾配の坂道。「CGでしょ?」と思った人もいるくらいですが、この坂は実在するんです。
通称「ベタ踏み坂」として一躍有名になり、最上部は高さ約45mに達します。島根県と鳥取県の県境を結んでおり、コンクリート製の桁橋としては日本最大となる坂。あのCMと同じ体験をするには、島根県側から走っていくと、県境を越えて下りに差し掛かる頃、目の前に広がる中海が絶景です。中海に浮かぶ大根島や、遠くの大山まで見通すことができ、ひとときの空中散歩を楽しんでいるかのようなドライブができます。
2カ所めは、まるでマリオカートに迷い込んだかのような驚きの形状となっている、福井県の国道305号線に現れる「コ」の字形の道路。海のすぐそばの道を走っていると、突如としてぐいっと90度曲がり、まるで海に向かって突進していくように走ったと思ったら、再びぐいっと90度の直角コーナー。海の上を走って三たび90度曲がるという不思議な道路になっているのです。
これは、2018年7月に発生した西日本豪雨によって土砂災害に見舞われ、通行不可能になってしまったため、同年8月に土砂を避けるように迂回する仮設の橋が建設されて、通行できるようになったというわけです。未だ、生々しい土砂崩れが残っている光景には、自然の脅威を感じずにはいられませんが、「これはこれで走ってみたくなる」という人が続出したとか。
ただし前述したように災害のために仮設で作られた橋のため、現時点では元の道路が復旧。こちらの道路は撤去されているとのことです。