各チームのドライバーが抱く車両に対しての印象は? まず、3台のハイラックスのうち、CUSCO RACINGの96号車「CUSCO YH HILUX Revo」は2800ccの直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載したタイ仕様をベースにしたモデルで、残りの2台は2400ccのエンジンを搭載した国内仕様をベースに開発。スマッシュラリーチームの97号車「SMaSH・Hilux」は2022年に合わせてTRDが開発したニューマシンで、ステアリングを握る平塚選手は「排気量が小さいのでトルクはない」と語る。しかし、マシン開発を担当したTRDの柏村勝敏氏によれば「大きなタービンを使用しているのでトルクはありませんが、ピークパワーに関しては2800ccのタイ仕様より良いはずですよ」とのこと。
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一方、FLEX SHOWAIKAWA Racing with TOYO TIRESのランドクルーザー・プラドとFJクルーザーはアジアンクロスカントリーラリーをターゲットに開発された国際ラリー仕様車で、99号車「FLEX翔TOYOTIRESプラド」を駆る川畑選手は「プラドで3回ラリーに出ていますが、本格的な高速の林道ステージは初めてです。ドリフトは限界まで角度をつけるんですけど、ラリーは無駄のない走りが必要になります。それでも、プラドはクルマを操る楽しさがあるので面白いですね」とインプレッション。
FLEX SHOWAIKAWA Racing with TOYO TIRESの川畑選手の写真 画像はこちら
さらに100号車「FLEX翔TOYOTIRES FJ」のステアリングを握る竹岡選手は、「これまでフォルクスワーゲン・ポロで全日本ラリーに参戦してきましたが、FJクルーザーはまた違ったスポーツテイストを感じます。ロールは大きいし、滑りやすいので試行錯誤しながらのドライビングですが、ワイルドな部分もあるので面白いですね」と好感触を見せる。
「FLEX翔TOYOTIRES FJ」の竹岡選手 画像はこちら
会場にはラリーレイドやオフロードレースで活躍する塙 郁夫選手も視察に訪れており、「来年は自分も参戦しようと思っています」と語っているだけに、2023年はOP-XCクラスがさらにヒートアップするに違いない。
なお、ラリー北海道ではCUSCO RACINGの96号車「CUSCO YH HILUX Revo」を駆る番場選手がOP-XC2クラスを制覇。OP-XC1クラスではCUSCO RACINGの101号車「CUSCO DUNLOP Jimny」を駆る兼松由奈選手が完走を果たしており、同クラスでの勝利を獲得している。
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