しかも、X、Gグレードはすでにカッコ内で触れたように、2023年1月以降生産予定となり、さらに予定がズレると、納期がどうなるか微妙だ。で、現時点で推奨したいグレードは、ズバリ、先代クラウンの中心グレードの価格と変わらない510万円となるCROSSOVER G “Advanced”だ。タイヤサイズはそれでも19インチ(225/55R19)と大径だが、上には21インチ(RSやレザーパッケージ 225/45R21)もあって、こちらは交換時の出費がさらに大変だ。※19/21インチともにタイヤチェーンは装着不可とのこと
ちなみにそのひとつ上のグレードとなるCROSSOVER G “Advanced”レザーパッケージは、無論、クラウンのシートは本革じゃなくっちゃ……という人に向いているが、価格差60万円は本革シート以外の装備の追加を含めても、やや割高だ。もっとも、本革シートには、素材以外のメリットがあり、パンチングレザーの特性を生かした前席シートベンチレーションが付くところに魅力がある。エアコンの冷風をシートが吸い込むことで、暑い時期のドライブも、走行直後からより涼しく快適になり、筆者の経験(他車)では、汗をかいた体で着ているシャツの背中のシワも低減されるのである(素材にもよるが)。暑がりの人は、検討する余地アリかも知れない……。両グレードはすでに生産が開始されているから、2023年1月以降生産予定グレードよりも納期が早い点もユーザーメリットではないだろうか。