この記事をまとめると
■長距離運転はさまざまな部分に疲れが出る
■そこで今回は5つの疲れの種類をピックアップ
■それぞれの解消方法について解説する
腰の疲れを感じる人は多い!
行楽シーズンの到来で、長距離ドライブを計画する人も多いと思います。近年は追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールなどで、高速道路での長距離運転がラクに安心してできるようになってきたとはいえ、やっぱり長い時間同じような姿勢でいることや、無意識のうちに神経を酷使していることなどで、どうしても疲れは出てくるものです。
そこで今回は、どんなところに疲れが出やすいのか、その解消法はあるのか。種類別にご紹介したいと思います。
1つ目は、これがもっとも疲れを感じる人が多い部分ともいえる、腰。長い時間、座る姿勢を続けていることで、局所的に体重がかかって負荷を与えてしまうことや、血流が悪くなって倦怠感を感じてしまうことがあります。そもそもシートが体に合っていない人や、適切なシートポジションが取れていない人は、さらに腰に疲れが溜まりやすいといえます。
解消法としては、まず腰とシートがしっかり密着するように深く座り、体重がかかる部分を局所的ではなく、なるべく広い面にするよう意識すること。ハンドルを片手で持って、もう片方はアームレストに肘をつくというような、一見するとラクに思える姿勢が、じつは姿勢を歪ませて血流を悪くしてしまう原因なので、ハンドルはしっかり両手で持ち、姿勢を左右対称に保つことを心がけましょう。
2つ目は、これも疲れを感じる人が多い、目です。運転中は目から多くの情報を得ており、四方に視線を配りながら凝視する状態が続くために、疲れを感じやすくなってしまいます。直射日光を浴びたり、まばたきの回数が知らず知らずのうちに少なくなっていることから、乾き目になってしまうこともあります。解消法としては、紫外線や強すぎる直射日光を遮ることができる偏光サングラスなど、なるべく薄い色でUVカット効果のあるサングラスをかけることがおすすめ。トンネルでいちいち外す煩わしさもなく、目の疲れを軽減してくれます。
また、疲れを感じる前に休憩し、5分でもいいので目を閉じて休めることも回復に効果的。その際、両目の目頭の内側にある「睛明(セイメイ)」というツボを手でつまむようにし、気持ちよさを感じるくらいに揉むと、目の疲れをほぐしてくれます。