ランディの方が使い方次第では便利でお得かも?
装備面では、ノアGでは標準装備となる8インチディスプレイオーディオは存在せず、全車オーディオレスとなり、ディーラーオプションでも7インチサイズのナビしか用意されていない。さらに、ノアではオーディオレス仕様となるXでも標準装備となっているDCM(専用通信機)も搭載されないため、ノアで使うことができるコネクテッドサービスを一切使用することができなくなっている点も注意が必要だ。
その一方で、ノアGではパッケージオプションを選択しないと装着されないハンズフリーデュアルパワースライドドアや快適温熱シート(運転席・助手席)、左右独立温度コントロールフロントオートエアコン+リアオートエアコン(リヤクーラー+リヤヒーター)、ナノイーXといった快適装備がランディでは標準装備となるほか、ガソリンモデルでは独立型センターコンソールボックス(充電用USBソケット[Type-C]2個付)も標準装備となるため、実質ノアの「快適利便パッケージ(Mid)」が標準装備となっているということになる(パッケージオプション価格はガソリン車が17万8200円、ハイブリッド車が17万2700円)。
そのため、ランディのほうがおよそ13万円高くなっているのだが、パッケージオプション分を差し引くとランディのほうがおよそ4万円安い価格設定となっており、実質ディスプレイオーディオと専用通信機代が4万円ということになる。
ノアGではオーディオレスの設定が存在しないため、お気に入りの社外ナビなどを装着したいと考えている人であれば、装備が充実していながらもオーディオレス仕様となるランディも選択肢になりそうだし、なによりランディの方が場合によっては納期が早まる可能性もあるようなので、気になる人は両方チェックしてみてはいかがだろうか。