この記事をまとめると
■BMW M4に限定モデル「M4 CSL」が登場
■約100kgの軽量化と40馬力の出力向上を果たしたBMWの量産車史上最速のモデル
■全世界1000台の限定モデルで日本には25台が割り当てられる
BMW Mの伝説である「CSL」の名称が復活
BMWの高性能モデルとしてクルマ好きには名が通っている「M」は、モータースポーツ活動を通じて高性能なモデルを作り続けているブランドだ。特に「M4」はレーシングマシンのベース車両として使用されるほど運動性能に優れたパッケージングがなされている。
そんなM4に高性能モデル「M4 CSL」が登場。日本国内でも受付を開始した。
このM4 CSLは、ベースモデルである「M4」に比べて約100kgの軽量化と40馬力の出力向上を果たしたハイパフォーマンスモデルだ。ちなみに「CSL」は英語のコンペティション、スポーツ、ライトウェイトの頭文字を組み合わせたものであり、1973年には3.0CSL(E9型)として、2003年にはM3 CSL(E46型)として、これまでにも2度ほど「CSL」を名乗ったモデルが登場した歴史がある。つまり、今回のM4 CSLは、じつに約20年ぶりに復活した伝統ある名称というわけだ。
外装には、ボンネットやトランクリッド、キドニーグリルやエア・インレット、ドアミラーキャップとディフューザーなどにCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用。これにより、大幅な軽量化を実現するとともに、スポーツカーとしての存在感も増している。また、イエローのデイライトを備えたレーザーライトやレーザーテクノロジーを採用したリヤコンビネーションランプ、黒をベースに赤い差し色を利かせたモデルバッチをトランクリッドなどに装備し、ベースモデルのM4とは異なる特別感のあるエクステリアを生み出している。