本国でも納車が間に合わないほど人気のブロンコ
もっと驚くのがフォードの名作中の名作F-150トラックにもEVモデル、その名もF-150ライトニングが追加されたこと! フルカスタムのマッスルトラック、ラプターも驚かされましたが、いくらアメリカでもファミリートラックまで電動化するとはずいぶん思い切った商品です。
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笑っちゃうのが、電動化によってエンジンが載っていたスペースが荷室にされており、フロントフードあけるとすっからかんのトランクになってんです。見慣れないせいか、なんだかお間抜けに見えてしまうのは筆者だけではないでしょう。しかも、3万9974ドル(約560万円)から設定されたお値段もかなりなお手頃感。そのぶん、航続距離は230マイル(約370km)と、広大なアメリカで果たしてどうなのって感じですがね。
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さらに、モーメーマニア(笑)や、オフロードカーマニアならご存じでしょうが、往年のオフロードカー、ブロンコがリバイバルデビューしたのが2020年、いまやブロンコ・ファミリーは成長の一途を辿っているようです。
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初期は2ドアのみでしたが、すぐさま4ドアモデルが投入され、現在は4ドア専用のブロンコスポーツSUVまでラインアップ。また、F-150同様にファクトリーカスタムのマッスルバージョンたるラプターや、初代をイメージしたヘリテージなどなど、「なんで日本にいるときに出さなかった?」てなモデルがぞろぞろいます。さすがにEVはラインアップしていませんが、それも時間の問題でしょうね。
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さらに、スーパーカーファンならフォードGTの動向も気になるところ。現状、ヘリテージコレクションが2022年で生産終了すると決定されていますが、デイトナ・モデルやアランマン・レーシング仕様などスペシャルエディションが続々とリリースされ「ほんとにディスコンか?」と勘繰りたくなるほど。
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おそらく、しばらく中断した後にバージョンアップ、マイナーチェンジなどが施され、ニューフェイスが登場するのは間違いないかと。なにしろ、すべて完売なうえにFPV(Ford Performance Vehicle)はGTをじゃんじゃん作れるほどキャパシティがあると公言していますからね。
それにしても、ル・マン優勝というレガシー(遺産)をここまで商売にできて、しかも成功しているのはポルシェとフォードくらいのもの。新興メガスポーツブランドが歯噛みして悔しがっているのが目に浮かぶようです。
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意外性のあるEVやブランド価値を活かした商品づくりなど、日本にいた頃のフォードからはちょっと想像がつかない変貌。ぜひ、公式サイトでチェックしてみてはいかがでしょう。ちなみに、アメリカらしくウェブでのオーダーも可能なので衝動買いにはくれぐれもご注意くださいませ!