そりゃないぜフォード! 日本から撤退して6年で「超イケてる」メーカーに変身してた (1/2ページ)

この記事をまとめると

■2016年に日本撤退したフォードの本国ラインアップを見返してみた

■SUVでは電気自動車マスタング・マッハEとブロンコファミリーが魅力的

■ピックアップのFシリーズにもEVが登場し、スーパーカーのGTもいまだ現役

ちょっと見ないあいだに魅力的なモデルがいっぱい

 総務にいたちょっと小ぎれいだけど目立たない女性が転職して、数年ぶりに会ってみたらかなりキレイになっていて、しかも意識高い系女子の様相まで!

 6年前に日本から撤退してしまったフォードを例えると、こんな感じでしょうか。とにかく、マスタングやエクスプローラーの印象くらいしかない方には、ちょっと驚きの展開になっています。なにしろ、本国ではGMに続く2番手、世界でも5位に入るメーカーですから、極東の島国のひとつやふたつ撤退したって屁でもなかったのでしょう。

 本国のラインアップを見てみると、さすがメガメーカーだけあってコンパクトSUVからスーパーカーまでなんでも揃ってます。アメ車、なんて呼び方はすでに昭和の昔であって、もはやモーターライフメイカー、略してモーメー(モーパーをもじっています)なんてのがふさわしいかと(笑)

 たとえば、おなじみのマスタングは2.3リッター、エコブーストと呼ばれるターボを装備したベーシックモデル(2万7470ドル/約385万円)を筆頭に、マッスルモデルのシェルビーGT500(7万9420ドル/約1114万円)まで3モデル/10グレードが用意されています。

 ってここまでなら驚くこともありませんが、マスタング・ファミリーにミディアムSUV、しかもフルEVモデルが加わってるとなったら「!」じゃありませんか。

 マスタング・マッハEと名付けられた新型モデルで、フロントマスクにはマスタングが貼り付けられ、テールランプも3本ライトのアイコンを踏襲。スタイリングも最近はやりのハッチバッククーペ風で、航続距離247マイル(400km弱)や、フォードCo-pilot360と呼ばれるドライバーサポートまで標準装備。ベーシックモデルのお値段4万3895ドル(約615万円)はかなり戦略的なものではないでしょうか。

 また、最上級グレードのカリフォルニア・ルート1になると、航続距離は314マイル(約500km)まで伸びて、0-60mphも4.8秒となかなかの俊足ぶり。パノラミック・グラスルーフもついて、お値段は5万2450ドル(約735万円)とこれまたいいところを指しているでしょう。


石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

文筆業

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三菱パジェロミニ/ビューエルXB12R/KTM 690SMC
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DJ(DJ Bassy名義で活動中)/バイク(コースデビューしてコケまくり)
好きな有名人
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