レースカーをサーキットに運搬するトランポドライバー また、スーパーGTのチームの裏方さんを語る時にクローズアップされるのが、トランスポーターのドライバーにほかならない。
GTマシンやその他の機材を大型トレーラーで搬入するほか、サーキットについてからはピットエリアの設営や電源の確保なども行っているようで、TGR TEAM SARDでロジスティックを担当する小山俊氏は、「基本的にチームの拠点から、サーキットまでのマシンの搬送が主な業務ですが、サーキットについてからは設営も担当しています」とのこと。
TGR TEAM SARDでロジスティックを担当する小山俊さん 画像はこちら
さらに、「自分も歳なのであまりやっていませんが、タイヤを運んだりなど、時間によってはメカニックの手伝いをしています」と語る。
ちなみに小山氏はモータースポーツ専用のトランスポーターを運営する「京浜運輸」に所属するスタッフだが、同社では担当チームが固定されているようで、小山氏によれば「1996年に入社して以来、ずっとSARDさんを担当しているので、もう27年目になります」とのこと。それゆえに、チームからの信頼も厚いようだ。
「昔はオートポリスまで走って行ったんですけどね。最近はコンプライアンスもあってフェリーを使うようになりました。安全運転もそうですが、マナーにも気をつけています」と小山氏は語っているが、トランスポーターのドライバーはレース前、そしてレース後に活躍しているのである。
以上、簡単にチームの裏方さんを紹介してきたが、経理や総務などサーキットへ行かないメンバーも社内でレース活動をサポートしているようで、まさに多くの裏方さんがチームを支えているのである。