330馬力で499万7300円のバーゲンプライス!? ファン待望のホンダ・新型シビックタイプRを発売 (2/2ページ)

数々の専用の装備が施された内外装

 内装にはタイプRの象徴でもある赤いフロントシートとフロアマットを採用し、ドライバーの気分を高揚させる空間となっている。新設計されたシフトレバー構造は、レバーの高剛性化と横方向のレバーのガタつき要素を排除したことでダイレクト感と節度感を向上。シフトチェンジの操作感に磨きがかかっている。

 インストルメントパネルには、反射を抑えた偏光ガンメタリック塗装を採用したことで、サーキット走行時の視界を遮らないようにするなど、運転に集中できる造りになっている。

 ワイド&ローを強調した外装は、フロントフェイスグリルの開口部を広げ、ラジエーターの有効開口面積を先代比で48%拡大させて冷却性能を向上させた。空力性能を考慮したサイドシルガーニッシュやリヤスポイラーも装着し、リヤフェンダーをボディと一体化したことでまとまったデザインとなった。また、ボディサイズは、全長4595mm、全幅1890mm、全高1405mmで、これはノーマルのシビックより全長が45mm長く、全幅は90mm幅広く、そして全高は10mm低くなっている。

 そのほか、タイプR専用装備となっているのが、ミシュランによって開発されたタイヤだ。タイヤ幅をノーマルのシビックよりも30mm拡大した265mmとすることで優れたドライウェット性能を実現。また、旋回Gやタイヤ内側の接地圧を安定させるために、ホイールのインナーとアウターのリム形状を反転させた「リバースリム構造」を採用したホイールを装着した。

 さらに、タイプRの専用データロガーとなる「Honda LogR」を車載ナビにアプリとして搭載。エンジン油温・水温・ステアリング舵角・ブレーキ圧・前後左右のG・3Dモーション・タイヤの摩擦円などのクルマの機械的な運動情報をリアルタイムで知ることができる。

 安全装備であるホンダ・センシングが標準装備されているのもドライバーにとっては心強い装備だ。

 鈴鹿サーキットでの「FF車最速」という肩書きをすでに獲得している新型シビックタイプR。運転することを純粋に心から楽しめるモデルは限られているだけに、クルマ好きにはたまらないモデルであることは間違いないだろう。


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