ドアミラーにプロジェクターを内蔵するタイプも
細かい話をすると、レンズの焦点距離は固定されているので、ドア取り付け部から地面までの距離が変わるとピントが甘くなってしまい、ロゴなどがぼんやりと映ってしまうこともあり得る。
それほど車高変化にシビアという話ではないが、極端なリフトアップやローダウンといったカスタムをする場合は、照射されるロゴがぼんやりとなってしまう可能性があることも意識しておきたい。
ところで、かつては単色だったウェルカムライトが多色化しているのは、フィルムの印刷技術向上によるところが大きいという。
アフターパーツでは、自分の好きな模様をフィルムに印刷してくれ、世界に一つだけのウェルカムライトを作ることもできる。著作権などを守りつつ、オンリーワンの模様でウェルカムライトを楽しむことができる時代になっているのだ。
なお、ウェルカムライトの類いではドアにプロジェクターユニットを内蔵するのではなく、ドアミラー部分に内蔵するというレイアウトも存在している。
いずれにしても光源・フィルム・レンズという基本構成は共通で、ドアに内蔵するタイプはドアの開閉によって点灯するのに対して、ドアミラー内蔵タイプはキーロックの解除によって点灯することが多い。
ちなみに、ドア開閉連動タイプの多くは昼間でもウェルカムライトの機能は活きているため、明るいところでもよく見るとプロジェクターが照射している模様を確認できることがあったりする。そうした様子を、健気に感じてしまうのは筆者だけだろうか。