国費で購入する車両はなるべく安価に仕立てられる
救急車
こちらは出来ればお世話になりたくない救急車。現在はトヨタのハイメディックと日産のパラメディックが救急車として知られる車種となっているが、前者はハイエース、後者はキャラバンがベースとなっているのはその外観からも分かるだろう。
しかし救急車、とくに高規格救急車として作られたモデルについては、およそ1200万円~1500万円と高額で、ベース車とはまったく異なる価格帯となっている。
もちろんこれはあくまで車体だけの価格であり、ここに救命救急活動に必要な装備を搭載することで価格はさらに跳ね上がることになるのだ。
パトカー
我々の安全を日夜守ってくれる警察官が乗車しているパトカー。こちらも直接お世話になることは控えたいクルマのひとつと言えるだろう。そんなパトカーを代表する車種として挙げられるのがトヨタ・クラウンだ。
パトカーに供されるクラウンは、“クラウン パトロールカー”という専用の仕様となっており、伝統的に信頼感の増した後期型がベースとなることが知られているが、そんな現行型クラウンパトロールカーの価格は、2リッターターボモデルでおよそ400万円~450万円といったところ。
ベースとなった220系クラウンでもっとも安価な仕様はBグレードの約470万円であるから、専用装備が搭載されていながらも安価となっていることがわかるのだ(なお旧型はもっと安価だった)。