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炎天下駐車のクルマに乗ったらハンドルとシフトノブが熱すぎて触れない! 2つの身近なアイテムを使って「すぐ冷え対策」を実験してみた

炎天下駐車のクルマに乗ったらハンドルとシフトノブが熱すぎて触れない! 2つの身近なアイテムを使って「すぐ冷え対策」を実験してみた

この記事をまとめると

■炎天下に駐車した際、ハンドルとシフトノブはかなり高温になることがある

■これらに対する冷感グッズはあまり見かけない

■そこで今回は今回は冷間タオルと10円玉を使って解決を試みた

「冷感タオル」と「10円玉」の効果を検証!

 炎天下に駐車して出かけ、戻ってきたら車内は猛烈な熱気が充満。そんな車内でももっとも高温となりやすいダッシュボード付近にあるハンドルとシフトノブは、手を触れたら火傷しそうなほど熱くなることがあります。

 すぐに出発したいのに、ハンドルに触れない! シフトレバーを動かせない! さあ、どうする? なんて時ってありますよね。車内で使える冷却スプレーなど、車内の暑さを早くおさめるためのグッズもありますが、ほとんどが車内全体の空間に対して使うものだったり、シートの熱さを冷ますものだったり。なかなか、ハンドルやシフトノブに使える冷感グッズは見つからないものです。

 そこで今回は、チンチンに熱くなったハンドルとシフトノブをピンポイントで早く触れるようにすることはできないか、身近にあるものを使って2つの方法を試してみました。

 まず1つ目は、今や100円ショップでも手に入れることができる、水に濡らすだけでヒンヤリとする、冷感タオル。普通のタオルは水に濡らしてもすぐにぬるくなってしまいますが、冷感タオルはヒヤッとした冷たさが長く続くので、スポーツやアウトドアレジャーの際に首に巻いて熱中症予防にしたり、汗をふく際にも冷たくてスッキリすると人気があるグッズです。冷たさがなくなってきたら、再度水で濡らして絞ると再び冷たさが復活し、何度でも使えるのが魅力でもあります。その冷感タオルを火傷しそうなほど熱くなったハンドルに巻いてみたら、どうでしょうか。すぐに熱さを取ることができるでしょうか。

 まず、炎天下にハンドルを置き、チンチンに熱くしました。手で触ってみると、1秒も触っていられないほどの熱さです。そこに、水で濡らして絞った冷感タオルを巻き、日陰で3分放置。

 3分経過後、冷感タオルを巻いていない部分を触ってみると、多少は熱がおさまっているものの、まだ手のひらでギュッと握るには熱すぎるくらいでした。さて、冷感タオルを巻いた部分はどうでしょうか。冷感タオルを取って触ってみると、これはすごい! かすかに冷たさを感じるくらいに熱が取れていました。冷感タオルの方は、まだ冷たさが残っているのでそのままシフトノブにも流用できそうです。外出時に冷感タオルを使っているという人は、ぜひ試してみてほしいと思います。

 では2つ目の方法です。これは、もともとはスマートフォンのバッテリーが熱くなりすぎた時に、早く通常の温度に戻す方法として、ネット上で話題となっていたもので、金属の中で熱伝導率が高い銅を利用しています。私たちの身近にあって、すぐ手に入る銅といえば、10円玉。暑さでスマートフォンが熱を持ってしまった時に、スマートフォンの裏に10円玉を数枚置いておくだけで、熱が早く冷めるというのです。

 そこで今回は、先ほどと同じように炎天下に置いてチンチンに熱くなったハンドルに、養生テープに貼り付けた10円玉を当ててみました。そのまま日陰で3分放置し、やはり10円玉を当てていない部分は握れないほどの熱さです。10円玉を取り、その部分を触ってみると……。まだ、熱さは残っていました。でも、握ることはできる熱さになっています。取り外した10円玉を触ってみると、ハンドルの熱を吸収したかのように熱くなっていました。冷感タオルよりは熱さが残っているものの、効果はあると言っていいと思います。

 ということで、おすすめは冷感タオルです。乗車中でも直射日光が当たっている席では熱中症になるリスクもありますので、車内に常備しておいてもいいですね。ただ、冷感タオルは水で濡らして使うものなので、もし水が使えない場所などでは、10円玉でもやらないよりは早く触れるようになると思います。うっかり触って火傷しないように気をつけて、ぜひ試してみてくださいね。

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