走りを重視したSUVには001がオススメ
一方のスポーティさを追求した001の特徴も同じく3つ。「運動性能」「低燃費性能」「ウエット性能」をとくに高めている。
SUVでスポーティさ? と思う人もいるかもしれないが、いまはSUV人気がゆえに、それこそ動力性能や足まわりが、スポーティカー並に高められているモデルも多いのだ。クルマ自体が高い次元のハンドリングや加減速性能をもっていても、路面と唯一繋がるタイヤがそれを支えられなければ生かすことはできない。001は、ドライ、ウエット共に十分なグリップを追求し、またドライバーの操作に対してリニアな挙動を示すようにチューニングされている。
こうした、運動性能を高めたタイヤは、そのグリップゆえに抵抗が大きく、それは燃費性能の悪化に繋がる。001はそれをコンパウンドに配合した、ナノプロ・テック採用シリカによって解消。シリカ同士が擦れ合うことによる発熱を抑えて、耐摩耗性を確保しつつ低燃費性能を実現している。社内テストでは、従来品のDUELER H/P SPORTに比べて転がり抵抗はなんと19%も低減。摩耗寿命はほぼ同等の数値を示した。
※詳しくはALENZA公式サイトを参照
そしてウエット性能だ。サイズによって異なるものの、タイヤの転がり抵抗とウエットグリップを示す4段階のラベリング制度で、aもしくはbを達成。一般的に雨の日はドライ路に比べて4倍も事故率が高まるとも言われているだけに、転ばぬ先の杖ではないが、アレンザ001を装着していれば安心感は高まる。
さて、このようにそれぞれ特徴のあるLX100と001だが、ここで紹介したのはあくまで際立った特徴。基本的な性能に関しては、どちらも高いレベルにあるため、単純に快適性重視なのか、スポーティな走り重視なのかで選択すれば問題ない。
実際WEB CARTOPでは、複数のジャーナリストにアレンザを装着したSUVで走行してもらい、インプレッションをお願いしたが、シッカリとSUVのネガが減少していることが確認できている。以下の記事も参考にして、ぜひアレンザを試してほしいと思う。