この記事をまとめると
■スバル・フォレスターに新モデルとなる「STI Sport」を設定
■STIによってチューニングされた足まわりを採用
■通常モデルも合わせて一部改良が実施された
モータースポーツの技術が投入されたスポーツSUV
それまで走りを追求したモデルがあまり存在していなかったSUVに、水平対向エンジンを搭載したAWDのスポーティなモデルを投入して人気を博したスバル・フォレスター。現在は2018年に発表された5代目が発売されており、現行モデルもスバルを代表するSUVとして人気となっている。
そんなスバル・フォレスターに新グレードとなる「STI Sport」が追加されることは、当サイトでもすでにお伝えしている。そして今回、気になる価格が363万円であることがアナウンスされた。
ちなみにSTI Sportは、スバルのモータースポーツ部門であるSTI(スバルテクニカインターナショナル)がこれまでのレース活動などで得た技術を市販モデルに落とし込んだ、スポーティな走りが楽しめるグレード。
フォレスターSTI Sportは、フロントサスペンションのダンパーにSTIがチューニングした専用品を採用したことが最大のトピックだ。これにより、大きなGのかかるコーナリング時には高い減衰力でロールを軽減、通常走行時には低い減衰力で車両の微振動を抑える。また、リヤサスペンションにも専用チューニングが施されて車体全体のバランスを最適化している。
外装はブラックパーツをあしらったことで上質感と精悍さを表現。アルミホイールには、スーパーブラックハイラスター塗装を施し、控えめながらもスポーツ性能を主張したデザインになっている。
内装にもブラックパーツを多用し、専用のボルドー&ブラックのナッパレザーシートで落ち着きのある大人な室内空間を演出している。
また、今回のモデル追加に合わせて、通常モデルのライティングスイッチにも変更が加えられた。これまでは、車幅灯/尾灯&OFFで1ポジションであったライティングスイッチが、車幅灯/尾灯とOFFを分けた2ポジションとなり、実用性が高められた。さらに、ボディカラーもダークブルー・パールがサファイヤブルー・パールに変更されている。
スバルを代表するSUVであるフォレスターに、モータースポーツの技術を投入した「STI Sport」が加わったことからも、スバルがSUVといえども走りにこだわっていることがよく分かる。