この記事をまとめると
■高級ホテルや旅館、レストランなどにバレーサービスが用意されていることがある
■スタッフが客のクルマを駐車場まで移動し、入出庫させるサービスだ
■このサービスを断って自分で駐車することは可能なのかについて解説する
予約の時点で駐車場の環境についても確認しておくと良い
高級ホテルや旅館、レストランなどで導入されているバレーサービス。エントラントでクルマを止めて、荷物を持って降りたらクルマはスタッフに託して引換券をもらい、クルマはスタッフが駐車場まで移動して入出庫させるサービスだ。
海外のホテルや外資系の一流ホテルではメジャー(?)なサービスで、バレーパーキングとも呼ばれている(Valet Parking 「Valet」とは「従者・お手伝いさん」の意味)。
海外では基本的に有料のサービスで、出庫時にチップを渡したりするが、日本では無料か、宿泊料に含まれている場合が多い。
しかし、自分のクルマを知らない人が動かすことに抵抗がある人もいるだろう。そういう場合、バレーサービスを断ることはできるのか。
基本的にはもちろんOK。「自分で駐車したい」と申し出れば、駐車場所を指示してくれるはず。
温泉旅館などでは、宿泊棟と駐車場所が離れていたり、駐車場所がわかりづらかったりする場合もあるが、わかりづらければスタッフに同乗してもらって、自分でクルマを移動・駐車するという方法も。
また予約の際に、「バレーサービスを行っていますので、車種とナンバーを予め教えてください」といわれることもあるので、その時点で「バレーサービスはけっこうです。自分で駐車させてください」と申し出ておけば、スムースに行くはず。
なかには駐車場が特殊だったり、スペース一杯にクルマを止めて、奥のクルマが出るときは、手前のクルマを動かさないとならないので、カギを預かりたいという宿もあるだろう。
それでもクルマを(カギを)スタッフに預けたくないときは、別の駐車場を紹介してもらうか、自分で確保するしかない(別途駐車代がかかることになったとしても)。
ホテル側の事情とクルマのオーナーの価値観の折り合いがつけばベストなわけだが、どちらも譲れない可能性もゼロではないので、そうした摩擦を避けるためにも、こだわる人は予約の時点で、駐車場の環境についても確認しておくようにしたい。
また、バレーサービスを利用する際も、クルマのカギを渡すとき、ホテル側のスタッフ立ち会いの下、ボディの傷の有無などを確認しておくと安心。手間はかかるが、用心するに越したことはないはずだ。