意外にも愛車を「箱入り娘扱い」しない!?
4)オリジナルのフロアマットを保護するため「普段用マット」を上に乗せる
本来であれば純正オプションのフロアマットは消耗品。
オーナーさんは本来の目的を理解しつつ、同時に「保護したい」という気持ちも持ちあわせています。
そこで、予備のフロアマットを購入して、オリジナルのフロアマットは取材やイベントなど、ここぞというときに使用します。
なかには純正のフロアマットにこだわるあまり「普段用」「イベント用」「予備」の3セットを近い分ける強者も……。
5)スモークフィルムは貼らない
これも国産車・輸入車を問わず共通しています。
スモークフィルムは紫外線などで色が褪せていきます。つまり「経年劣化」するのです。
そんな、劣化したスモークフィルムを剥がすのは一苦労です。窓カラスから剥がす際に、糊がべっとりと残ることが多いためです。
この糊をきれいにするには、内装をビニールシートなどで養生して、マジックリンなどの液剤ではがし取る必要があります。
フィルムを貼る唯一の例外があるとしたら、「透過率70%以上のUVカットフィルム」です。これをフロントおよびリヤガラスに施工するケースはしばしばあるように思います。
6)極端に「箱入り娘扱い」しない
意外に思われるかもしれませんが、極端に「箱入り娘扱いしない」ことも特徴のひとつです。
買い物やレジャーなどの日常の足として使うこともありますし、雨の日でも臆せずに乗る方もいます。高価なコーティングに頼ることなく、洗車は自分自身で! というケースが多い印象です。
ただ、所有年数が長くなるにつれて、愛車保護のために足グルマを増車する方もしばしば見受けられます。
7)主治医や仲間など人に恵まれている
1台のクルマと長く付き合うことは、必然的に各部の経年劣化に対処することが求められます。10万円で購入した中古車でも、1億円のスーパーカーでもそれは同じ。決して避けて通ることはできません。
愛車の法定点検、各種トラブル、そしてメンテナンスを受け持つのが主治医の役割です。
もちろん、オーナー個人で重整備までこなせる人もいるでしょう。しかし、それは稀なケース。困ったときに頼りになる主治医の存在は極めて重要といえます。
そして、同じクルマを所有する仲間の存在も重要です。部品を融通してくれたり、故障要因を一緒に考えてくれたり……。
あえて仲間を作らず、孤軍奮闘している方もいらっしゃいますが、いざというとき頼れたり、愚痴をいいあえる相手がいるのは心強いのは確かです。
まとめ:基本的に物を大切に扱うタイプだけど自然体
1台のクルマを長く所有している人に共通しているのは「愛車に限らず、基本的にモノを大切に扱う方」という印象があります。壊れるまで使う。あるいは、壊れたら直す。愛車に対する接し方もその延長線にあります。
屋外で使用する以上、走れば汚れるし、いつの間にか生活傷がつくことだってあります。そこはあえて気にしないというか、どこかで「クルマ=道具」と、良い意味で割り切っているのです。
1台のクルマと長く付き合いたいとしたら……あまり神経質にならず、「ま、いいか」くらいの心の余裕があったほうがいいのかもしれません。