セレナからノアへと「仰天鞍替え」のOEM車「スズキ・ランディ」! なんと初代は自社開発モデルだった (2/2ページ)

セレナをベースとして使い勝手が向上!

 そんなエブリイランディは2005年8月にエブリイがフルモデルチェンジを実施したタイミングで消滅し、しばらくスズキに3列シートミニバンが存在しない時期があったのだが、2007年1月に日産セレナ(C25型)をベースとした「ランディ」が登場した。

 セレナがベースとなったことで乗車定員は8人となり、排気量も2リッターへと大きく拡大されたが、セレナで人気のエアロ仕様、ハイウェイスターに準ずるグレードは存在しないほか、サンルーフや両側パワースライドドアといった一部の装備もランディでは設定されないという差異があった。

 その後もセレナのモデルチェンジに合わせてランディもモデルチェンジを実施したが、代が変わってもハイウェイスターに準ずるグレードは設定されず、C27セレナをベースとしたランディでは「e-POWER」を搭載した仕様もラインアップされないといった差別化がなされていた。

 そして2022年7月に新たにトヨタ ノアをベースとした4代目ランディが登場。ノアに存在するエアログレードが設定されないのは相変わらずだが、2リッターガソリンモデルのほか、1.8リッターハイブリッドもラインアップされ、ランディ初のストロングハイブリッド仕様も用意されることとなった。

 グレード名はノアにもある「G」となっているが、リヤオートエアコンやフロントシートヒーターが全車標準装備となる一方で、ディスプレイオーディオやDCM(専用通信機)が備わらないといった装備間の違いがある。

 しかし、現在半年以上の納期となっているノアに対し、ランディは仕様によってはかなり早めに納車されるものも存在しているようで、もし装備差が気にならないというのであればランディを検討してみるのもアリかもしれない。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
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長距離ドライブ
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